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10月15日号

 高松で飲食店をチェーン展開する、㈱ボラーチョ(高松市南新町12-1 川西雄一郎社長)は、タイに進出することを決定。同社の海外進出は初となる。
 すでに現地法人を9月8日に設立。来年1月に、首都バンコクで居酒屋をオープンさせる。
 出店場所はバンコクの都心を運行する高架鉄道BTSで、下町エリアにあるプラカノン駅(スクンビット線)前で整備中のショッピングモール「サマーヒル」。年内に全面開業するサマーヒルは、スーパーや飲食店など約四十店が入居する予定だ。
 居酒屋555が出店するのは、9月末に先行オープンしたスターバックスコーヒーの隣(1階)という好立地。店舗面積は36坪で、客席数は約70席を計画している。
 タイは日本企業の進出先として人気が高く、バンコク周辺は世界最大級の日系企業集積地として知られる。タイには、約七万人の日本人が在留している。この在留邦人をターゲットにした、日系レストランの進出が同地では相次いでいた。


10月5日号

 今治造船㈱(愛媛県 檜垣幸人社長)は、丸亀事業本部(丸亀市昭和町)内に新ドックが完成。9月19日、竣工式を華々しく開いた。
 新しく建設された3号ドックは長さ610m、幅80m、深さ11.7m。つり能力1330トンのクレーン三基なども整備されており、ドック・クレーンともに国内最大級となる。
 新ドックでは、全長約400m、20フィート(約6m)換算で二万個コンテナを積載できる、世界最大級の大型コンテナ船を80日程度で建造する能力を持つ。
 グローバル経済の進展により、拡大する海上物流を受けてコンテナ船の大型化が近年進んでいる。今治造船では2015年3月に、広島工場にて国内建造最大船型となる一万四千個コンテナ船の一番船を竣工させた。そして今年6月には、西条工場(愛媛県西条市)で二万個コンテナ船の一番船が竣工している。
 同社は二万個コンテナ船13隻を受注済みであり、新ドックと西条工場で同型船を年間10隻建造可能な体制を整えた。


9月15日号

 エヌケー建設㈱(高松市木太町5098-4 浜 圭司社長)は、オリジナル住宅「LIB-HOUSE(リブ・ハウス)」のモデルハウスが完成。8月第4週・9月第1週の週末に見学会を開催し、多数の来場者で賑わった。
 モデルハウスは当面、予約対応
で見学を受付する。外気温と室温の差が夏以上に大きくなる冬にこそ、リブ・ハウスの性能の高さを体感して欲しいと同社では呼びかけていく。
 所在地は高松市木太町4473-8。高松中央インターチェンジの北東方向、県道43号線から東へ三百m入った同社分譲地内。
 LIB-HOUSEは、猛暑や真冬日でも快適な住環境を目指した機能性住宅。モデルハウスではC値0.13、UA値0.37の高気密・高断熱を実現している。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)において、エネルギー消費量68%削減の優れた性能を誇る。


9月5日号

 ㈱綾川葬祭(綾歌郡綾川町 伊藤靖雄社長)は、県内4館目となる「綾歌・飯山会館」(丸亀市綾歌町富熊410 TEL.0877-86-1194)を開設した。
 綾川、国分寺エリアを中心に支持を得る同社だが、「近接する綾歌・飯山地区の方の利用も年々増えており、年ごとに開設の要望が高まっていた」(伊藤雄介常務)ことを受けて決断したもの。
 敷地2500坪、建物500坪。駐車場も300台分を用意するなど既存会館の中では最大規模となった。設計・施工は豊嶋建設㈱。
 同エリアは同業他社の多い激戦区ではあるが、「低価格路線に沿った明朗会計や、事前説明・施行・アフターフォローに至るまでトータルでの高いホスピタリティ、設備面の充実など、当社の方針や強みが口コミ等で広く浸透し、ご理解下さっている方が増えている」ことも新規出店を後押しした。
 建物内は家族葬の「ファミリーホール」(最大60名)と一般葬の「メモリアルホール」(同120名)で構成しており、大型一般葬の場合は会食室の間仕切りを撤去すれば200名まで収容できる。


8月25日号

 ローカル空港では、全国初の民営化プロジェクトとして注目されていた高松空港は、優先交渉権者に選定した三菱地所㈱を代表企業とするグループ(大成建設㈱・パシフィックコンサルタンツ㈱・シンボルタワー開発㈱)の具体的な提案内容が国交省から公表された。
 旅客ビルの増築や路線数の倍増、また現在の7割増の旅客数を目指すなど壮大なプランが明らかとなり、インバウンドや交流人口の拡大による県内観光産業の活性化に向けて、大きく羽ばたいていく助走段階に入った。
 発表によると、現在180万人の旅客数を15年後の2032年までに1・7倍となる307万人(国内225万人・国際82万人)まで引き上げる計画で、現在の7路線(国内3・国際4)を計13路線(国内6・国際7)に大幅に拡充。
 便数としては国内線が一日23便、国際線は週51便とするほか、貨物量も現在の0・6万トンから1・7万トンまで増加させる。