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12月5日号

 ㈱イズミ(広島市 山西泰明社長)は11月20日に、ゆめマート業態として四国エリア初となる「ゆめマート木太(高松市木太町字西浜2442-1 丸林直樹店長)」をオープンした。同社店舗として102店舗目、ゆめマート業態としては33店舗目となる。
 場所は国道11号に面した好立地。近隣は志度街道沿線の古くからの商業地や、高松市のベッドタウンとして栄えた住宅密集地からなり、地区の世帯数、人口は高松市内でも有数の規模となることから同店の出店に乗り切った。
 オープン前に開かれたセレモニーでは既に約300人もの長蛇の列ができており、山西社長はじめ関係者らがテープカットで開店を祝った。開店後も瞬く間に来店客で店内が賑わうなど、好調なスタートを切ることができた。
 店内には同社直営の鮮度と価格にこだわった食品売場や日用品、イートイン機能など普段の生活に便利な機能をコンパクトに集約しており、来店客にストレスを感じさせることなく買い物ができる商品の陳列に努めている。
 一方で県産の果物や生鮮食品などの品揃えも充実しており、地元に根ざした独自の戦略にも尽力しているように伺えた。


11月25日号

 フラメンコを観覧しながらスペイン料理が楽しめるイベントが11月10日、高松市西植田町にあるオキオリーブのオリーブ農園で開かれ、この日集まった参加者は終日、スペイン気分を味わった。
 イベントは、高品質のオリーブオイルを提供する農業生産法人オキオリーブ(澳 敬夫代表)の主催。「オリーブと言えばスペイン」と話す澳さん。スペインはオリーブ世界一の生産量となっていて、世界で生産される約半分はスペイン産と言われている。
 スペインで特に生産量が多いとされているのがアンダルシア州。そのアンダルシア地方はフラメンコ発祥の地になっていることから今回、フラメンコとオリーブを組み合わせた。しかもオキオリーブの農園は、オリーブ畑が圧倒するアンダルシアの景観に似通っているという。
 この日、約60人が参加。広々とした山頂でスペイン人の女性が本場パエリアなどを一からつくって提供したほか、スペイン産のワインも出された。
 また仮設ステージでは、10人の女性ダンサー(イスパニアフラメンコスタジオ)らが、センスやカスタネット等の小道具をつかって演舞、フラメンコ醍醐味の華麗なステップを披露した。


11月15日号

 瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長 浜田恵造知事)は、瀬戸内国際芸術祭2019への参加作家・プロジェクトの追加及び、作品鑑賞のパスポートなど企画内容を審議する第24回総会及び企画発表会を10月30日、レクザムホールにて開催した。
 同日、会場には浜田知事はじめ福武總一郎総合プロデューサーら委員46人が出席。
 4回目となる同芸術祭のコンセプトは、▼アート・建築−地域の特長の発見▼民俗−地域と時間▼生活−住民の元気▼交流−日本全国・世界各国の人々が関わる▼世界の叡智−この地を掘り下げ、世界とつながる場所に▼未来−次代を担う若者や子どもたちへ▼緑を作る−通年活動が挙げられた。
 重点プロジェクトとして「瀬戸内の資源」、「アジアの各地域」そして「島の『食』」展開。より深く地域を掘り下げるために、香川大学などと連携して希少糖やうちわ、盆栽、うどんなど県産品に焦点を当てたアートを展開していく。
 前回に引き続きアジアとの連携も強化し、アートと地域との関わりを多角的に広げていくため、芝居や舞踏などのパフォーマンスを積極的に披露する。


11月5日号

 大京グループの㈱穴吹工務店(高松市藤塚町 徳田善昭社長)が、かねてより建設を進めていたサービス付き高齢者向け住宅「かがやきの季 昭和町」。この9月末に竣工し、11月15日から入居を開始すると発表した。
 同社が提供する「かがやきの季」シリーズの第3号で、県内に開設するのは本社ビル隣の「同 栗林公園」に続く2棟目。今回の物件は、今年4月に設立された同社と介護事業などを手掛ける㈱ケア・ステーション(丸亀市)の合弁会社「㈱穴吹ライフサポート(高松市 眞鍋浩二社長)」が運営にあたる。
 所在地は高松市昭和町1-7-23。JR高徳線「昭和町駅」から徒歩5分の圏内。香川大学(幸町キャンパス)の西側にある、閑静な住宅街に位置する。
 施設は鉄骨造の地上5階建。2~5階に全51の居室を設け、1階はデイサービス(定員30名)を提供する空間に仕上げた。
 入居条件は、60歳以上の要介護1以上。2階と3階は重度の介護が必要な利用者にも対応していくフロアとして展開する。これに伴い、2階には寝たまま入れる、3階には座ったまま入れる最新の機械浴を完備した。また2階と4階には、入居者が利用できる「居間・食堂」を設けている。


10月25日号

 西日本18地区の経済同友会が一堂に会する「第116回 西日本経済同友会会員懇談会」が10月12日、高松市浜ノ町のJRホテルクレメント高松で開かれた。この日は基調講演やパネルディスカッションなどが企画され、会場には約500人が出席。翌13日は、直島の旅やゴルフコンペなど通じて互いの親睦を深め合ったりした。
 同懇談会は、西日本の各地域で毎年開催されている。香川県が会場に選ばれるのは2008年以来、10年ぶり。今年は(一社)香川経済同友会(矢野年紀・宮本吉朗両代表幹事)が、(同会の)創立30周年記念事業として幹事を務めた。
 はじめのあいさつで矢野代表幹事は、四国の新幹線導入による利便性を述べたうえで、「(実現すれば)経済同友会同士の交流がさらに深まり、豊かな社会づくりにも貢献できるはず」と誘致を呼び掛けた。
 その後の基調講演では、瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクターの北川フラム氏が登壇し、「瀬戸内から発信する未来ネットワーク~ミレニアル世代に向けて動き出した交流~」と題したテーマのもと話を展開。北川氏は芸術祭開催の背景などを説明し、現状としてリピーター率が高いことや外国人も回を重ねる毎に増加していることなどを示した。