2月25日号
菓子製造の「ツジセイ製菓㈱」(高松市香川町川内原1591-1 田中大介代表取締役 営業統括、辻 健二郎代表取締役 製造統括)が、高松市番町にある関連会社のビルを改装し、初めての直販店を1月16日にオープンした。1階ではエッグタルトや土産菓子の販売、2階にはカフェ(近日開店)、3階は絵本の専門店を営業する。
同社は観光用の土産菓子を中心に手掛けているが、新型コロナ感染拡大の影響で売上が落ち込んだのを機に、初めての直販店舗のオープンを決意。新しい状況に対応する戦略に舵を切った。
これまで全国約200社と取引があり、同社の製品はパイ、クッキー、チョコレート等を中心に、北海道から沖縄まで全国各地の空港や駅、テーマパークなどで土産菓子として販売されている。
初めての小売り店舗となった1階の「讃岐三白」では、和三盆糖を使ったエッグタルトのほか、自社ブランド菓子やコーヒーを販売する。
エッグタルトは1個150円(税別)。手頃な価格ながらも店内の厨房で、ひとつひとつ丁寧に焼き上げる。焼き加減を徹底してこだわることで、絶妙なふわとろ食感を生み出している。生地は同社の得意とするパイ生地製造のノウハウを生かして練り上げ、サクサクした軽快な食感に仕上げた。