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2月25日号

 2月6日、トモニホールディングスグループ香川銀行(山田径男頭取)の取引先で組織する異業種交流組織、香川ニュービジネスクラブ(鎌田長明会長)の主催する2024年講演会・交流会が開催された。
 レクザムホールの講演会には、前大阪府知事・前大阪市長の松井一郎氏を講師に迎えた。大阪府議を経て2011年府知事就任。その後大阪市長、国政政党代表を務め昨春、政界を引退。メディア出演や講演、執筆活動等で活躍する。
 松井氏は約1500名の聴衆を前に「組織を束ねる力」と題し、政治闘争の裏話を語った。民間なら破綻状態にあった大阪を、まず固定費の見直しから始め、生まれ変わらせた経緯を説明。大阪の現状を作り上げたことには満足していると振り返った。
 また、自身が誘致に成功した大阪・関西万博についても触れ「超高齢化社会に必要となる、イノベーションや新たなサービスを生み出す目的もある」と期待感を込めた。
 講演会後、JRホテルクレメント高松に会場を移し交流会。
 来賓を代表し池田豊人県知事は「トモニホールディングスグループとともに、また皆さんとともに、良いゴール、景気拡大を目指して施策に取り組んでいきたい」とあいさつ。


2月15日号

 高松競輪場は1950年の開場で施設の老朽化や売上の減少で存廃問題が持ち上がったが、ナイター設備を設置して開催したミッドナイト競輪で一時売上を回復したものの、その後のコロナ禍で再び悪化した。
 そこで2021年4月より高松競輪場の車券販売や選手宿舎の運営などの包括運営を民営化。高松市から受託し業務しているのは㈱チャリ・ロト(東京都品川区 上田博雄社長)。
 高松市が提案を募集していた再整備事業の公募型プロポーザルを募集していたところ、優先交渉権者に同社グループが選定されたとして公表。その後に正式に再整備事業の実施事業者に選定されたチャリ・ロトグループは㈱チャリ・ロト、㈱梓設計関西支社、㈱四電技術コンサルタント、大成建設㈱四国支店、㈱日栄建設。2024年4月より順次業務を開始。
 同グループの事業提案書で、現競輪場を大きく、「競輪エリア」「ホテル」「パークゾーン」「スポーツゾーン」「マーケットゾーン」に分ける。
 中でも目玉となるのは競輪場の西側に新たに作る競輪場ホテルだろう。高松都市圏のサイクルツーリズムのハブともなるもので、非日常体験を味わえる空間とする。ここから市内周辺や島嶼部へのサイクルツアーなども企画。他にもサイクリスト向けの各種サービスの提供を通じて、広域からの高松への集客、臨海部への送客を行いサイクリストを拠点化。


2月5日号

 大倉工業㈱(丸亀市中津町 神田 進社長)では、昨年12月15日に県産材、四国地域材を活用した木質構造材料の製造事業開始に係る相互協力、連携を県及び香川県森林組合連合会と締結した。
 1月9日には、同社新工場となる原下工業団地(三豊市高瀬町)のある三豊市(山下昭史市長)と地域活性化推進に関する包括連携協定を締結。地域の活性化と脱炭素社会の実現に向け、市内での雇用創出と人材確保において互いに協働し、まちづくりに貢献していくもの。
 締結式で、山下市長は「待ったなしの脱炭素と地域活性化。自然災害を防ぐ足掛かりともなり得る。地域人材の活用は市として活性化の大きな起爆剤となる」と話し、神田社長は「大倉工業は1963年、三豊市詫間町で建材、合板事業でスタートした。2022年に原下工業団地を取得し、1〜3期に分けて建材事業の主力となる製造事業に取り組む。森林資源の循環使用で2025年のカーボンニュートラルを、ここ三豊市で始め、雇用創出、魅力あるまちづくりに貢献していく」と挨拶した。
 原下工業団地の新工場は敷地面積約2万坪。工場、倉庫、事務所等、製品加工機、乾燥機、ボイラー設備等を設ける。大きく分けて2棟の工場設備が予定されており、うち1期目となる1棟目は昨年12月に竣工し、2月に丸亀市昭和町のプレカット工場が移転、操業した。


1月15日号

 今春オープンに向け準備が進む、JR高松駅の新駅ビル「TAKAMATSU ORNE」は、3月22日(金)の開業が決定した。
 高松駅北側の開発部は、地上4階建ての商業棟(延床面積約1万70㎡)と駐車場棟(同約5460㎡)からなり、売り場面積は約6220㎡の規模。駐車台数は約165台、駐輪台数は約385台。
 駅ビルには昨年10月、スーパーのエースワン、TSUTAYAのBOOKSTORE/SHARE LOUNGE、ともに商業施設初出店となる地元勢の夢果房たから(和菓子)、二蝶(弁当・惣菜)等の出店を先行発表していたが、先ごろ新たな出店店舗が明らかとなった。
 無印良品500(生活雑貨)、ジュピター(コーヒー豆・輸入食品)、ジュラクコーヒー&カカオ(チョコレート・コーヒー)、ステラおばさんのクッキー(洋菓子)、Graceful Gift Shop byハレノヒヤ(和洋菓子)、RUN STAND UMAYADO(スタンディングバー)、♯114ベース(イベントスペース・ATM)、ONWARD CROSSET SELECT(レディス・キッズ)、ココカラファイン(ドラッグストア)、バーガーキング(ハンバーガー)、ミスタードーナツ(ドーナツ)、ニトリ デコホーム(インテリア雑貨・生活雑貨)、JR四国ツアー(旅行)。


1月5日号

 サンポート高松のB2街区のコンペで、提案企画が選ばれた四国電力が中心となるホテル事業が正式に発表された。
 合同会社四国まちづくり&おもてなしプランニングとして、高松及び直島でのホテル開発を目的として設立された企業が担う。これは、四国各県を事業基盤としている金融を中心にした主要企業と、観光・ホスピタリティ業界及びホテル建設において豊富な経験を有する企業が集結。その顔ぶれは㈱阿波銀行、㈱伊予銀行、㈱サンケイビル、㈱四国銀行、四国電力㈱、四国旅客鉄道㈱、㈱竹中工務店、㈱日本政策投資銀行、㈱百十四銀行の9社により出資設立された。
 まずサンポート地区に建設するのが「マンダリン オリエンタル 瀬戸内-高松」(2027年夏開業)で、計92室の都市型リゾートホテル。
 瀬戸内の魅力を発見する旅の拠点としては絶好のロケーション、瀬戸の都であり、玄関口の香川県の県庁所在地、高松市のサンポート地区に誕生する。
 地上13階建地下1階、延床面積が約1万8500㎡、敷地は約5000㎡。
 国内線とアジア地区の主要空港から国際線も乗り入れる高松空港から車でわずか40分程の距離、隣接する高松駅を起点としたJR四国の本拠地。