高松信用金庫（高松市瓦町　蓮井明博理事長）は、障害者雇用優良事業所として「厚生労働大臣表彰」を受賞した。
　同金庫が同賞を受賞するのは今回がはじめて。
　この表彰は、厚労省などが毎年９月を「障害者雇用支援月間」と定め、執り行われているもの。今年（平成26年度）の優良事業所には、全国から34の事業所が選ばれた中、四国では２社、県内では同金庫のみの受賞となった。
　同金庫は〝障がいを抱えることになった職員も、共に働きやすい職場の環境づくり〟にこれまで力を入れ、実践してきた。障がい状況に合わせた仕事内容の考慮に加え、勤務の時間帯を変動させる〝時差勤務〟を採用。むろん、周囲の職員も一団となって彼らを支援する姿勢だ。

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　さらに、人工透析のような重度の障がいで長期の検査入院などを要する場合には、治療に専念できる体制を整えた。
　一旦、障がいを抱えれば退職を余儀なくされる職場も少なくないなか、同金庫において、障がいを理由に退職を決めた職員はいないという。　
　これらのように〝障がいを抱えても定年まで安心して働ける職場環境〟を、日頃からつくりあげてきたことが大きく評価され、今回の受賞に至った。
　９月８日には東京国際フォーラム（東京都千代田区）にて、その授与式があり、同金庫の大橋和夫理事総務部長が出席。小林利治氏（独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長）から直接、表彰状が手渡された。
　大橋理事総務部長は、「障がいを抱えた職員も定年まで遠慮することなく勤められる、そんな職場の環境をこれからも維持し続けたい。」と、話している。

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