ＪＲ四国（高松市　泉 雅文社長）はグループのホテル運営子会社３社の合併を決定。３社の株主総会での承認は得ており、合併は今年４月１日を予定する。
　同社グループは「ホテルクレメント」の名称で、高松、徳島、宇和島に地域毎の運営会社を持つが、一本化によりクレメントとして共通化したサービスを提供し、営業強化、人材育成に取り組む。また経常黒字を計上する高松に対して、赤字体質となっている徳島、宇和島の両ホテルを合わせ経営効率化を進める。
　存続会社はＪＲホテルクレメント高松を運営する㈱ジェイアール四国ホテル開発（高松市　木下典幸社長）。平成９年設立の同社は資本金一億円、社員数（契約社員含む）一五二名。平成13年５月に開業した地上20階、地下１階で宿泊３００室を誇る中四国屈指のシティホテル。
　消滅会社は次の２社。

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　徳島ターミナルビル㈱（徳島市　近藤明生社長）。資本金6億1千万円、社員数113名。ホテル名はホテルクレメント徳島。ＪＲ徳島駅に直結しており規模は地上18階、250室。
　宇和島ステーション開発㈱（宇和島市　地中 進社長）同2億円、同18名。ホテルクレメント宇和島は予讃線の終着駅である宇和島駅ビルにあり地上６階建て全82室。
　ホテルクレメントでは、合併のスケールメリットを活かし、末永く支持されるホテルグループを形成、安定した成長を目指していく。
　合併によるホテル名変更はない。また雇用も存続会社がそのまま引き継ぐ。
　存続会社のジェイアール四国ホテル開発では、合併を前に次の通り役員を追加している。
▽取締役（非常勤）　近藤明生（徳島ターミナルビル㈱代表取締役）
▽取締役（非常勤）　地中 進（宇和島ステーション開発㈱代表取締役）
▽取締役（非常勤）　森下聖史（徳島ターミナルビル㈱専務取締役）
▽取締役（非常勤）　加藤 徹（特使マター根なるビル㈱常務取締役）

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