香川県中小企業家同友会（川北　哲・明石光喜代表理事）は、５月９日、約300名が参加してサンメッセ香川にて「第40回定時総会」を開催した。
　第40期を迎えた今期のスローガンは「考えよう！私たちのあるべき姿」。
　挨拶に立った川北代表理事は「〝企業づくり〟〝地域づくり〟〝同友会づくり〟が三つの柱。来年２月には、香川にて第46回中小企業問題全国研究集会の開催が決まっており、そこに向けて、1800名達成を目標に会員の増強を図っていきたい」と宣言。将来的には「3000名の会員を目指す」という長期ビジョンについても、既存会員らに協力を訴えた。
　第一の柱となる〝企業づくり〟では、地域の雇用を創出する共同求人活動の確立･再建･強化と、社員とともに経営指針を成文化し実践するための組織的運営を推進。〝地域づくり〟では、それぞれの地域ビジョンを描くことに挑戦し、併せてエネルギーシフト、中小企業振興基本条例制定･活用に積極的に取り組み、持続可能な地域社会の実現を目指していく。

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　また〝同友会づくり〟においては、多くを占める小規模企業の特徴や課題を踏まえ、企業変革や事業の成長発展に繋がる学びあい活動を展開しながら、1800会員を目指して組織づくりを行っていくことを誓った。
　また今期は、新たに井本康裕氏（㈲松倉製作所代表取締役）、島田治男氏（島田治男建築設計事務所所長）が副代表理事に就き、組織力の強化を図る。
　来賓の挨拶で、浜田恵造知事は｢会員の皆様が、持ち前の企業家精神とバイタリティを存分に発揮され、地域経済の振興、活力ある地域づくりに一層ご尽力願いたい｣と呼び掛けた。
　総会に引き続いて、広島同友会代表理事の立石克昭氏（㈱タテイシ広美社代表取締役）が「経営者がいこれば、社員がいこる。社員がいこれば、会社がいこる！」と題して基調講演。
　24歳で創業し、紆余曲折を経ながら、会社を成長させてきた歴史を回顧。同友会での学びに救われたことにも触れ、「経営者は、会社の将来の方向性をしっかり示すことと、社員に夢を与え続けることが非常に大切だ」と説明。「経営者が変わることが社員を変え、会社を変える。一社一社が元気になることが地域づくりに繋がっていく。故郷に錦を飾るより、故郷で錦を織り続ける経営者でありたい」と力強く締めくくった。
　このあと５つのテーマに分かれて分科会を開催したあと、懇親会が催され、来年の全国大会に向けて更なる結束力の強化を図った。

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