かがわ・こんぴら観光案内所は、香川県が昨年12月に表参道へ設置した観光情報拠点「ことひら浪漫館」と琴平町観光案内所を統合して誕生。県内最大の観光地である琴平において、琴平だけでなく、県内各地の観光情報を合わせて発信していく。
　設置・運営主体は（公社）香川県観光協会（三矢昌洋会長）。
　所在地は仲多度郡琴平町811。開館時間は10時～18時。
　展示内容は情報発信コーナーと県産品展示コーナーを主に置く。
　情報発信コーナーには琴平をはじめ、県内各地のパンフレットなどを用意。大型モニターで、映像による情報発信を行う。加えてスタッフが常駐し、観光案内も実施する。
　県産品展示コーナーでは、讃岐うどんや地酒、オリーブや菓子といった飲食品類、張り子などの工芸品、様々な特産品をディスプレイしＰＲを行う。

---

　かがわ・こんぴら観光案内所が７月20日、琴平町の表参道にオープン。同日、浜田恵造知事、小野正人琴平町長、辻村　修県議会議長ら関係者が出席し、華々しくオープニングセレモニーが開催された。
　施設は金刀比羅宮の〝金〟にちなみ、ゴールドをイメージカラーに、内外装をまとめたという。
　セレモニーの挨拶に立った浜田知事は、「昨年開設した情報発信拠点と、琴平町観光案内所を統合し、リニューアルした当観光案内所が開業したことで、観光客の利便性が大いに高まることを期待している。
　東京−高松間を結ぶ寝台特急『サンライズ瀬戸』が７月から９月の約30日、琴平駅まで延長運転を行っており、首都圏からの入り込み客が増える琴平を第一歩に、県全体の観光を盛り上げていきたい」と抱負を語った。続いて辻村県議会議長、小野琴平町長がマイクを握り、「香川県は４月の宿泊者数の伸び率で全国一となり、県や観光業界を挙げての取り組みが実を結びつつある（辻村議長）」「国内外からの入り込み客が増えている琴平を核に、近隣市町の観光ＰＲを行い、観光客の周遊促進に貢献していきたい（小野町長）」と、観光隆盛を県および町活性化の起爆剤にしたいとの思いを挨拶に込めた。

ゴールドプロジェクトが始動

　香川県や県観光協会、琴平町などが一体となって取り組む、観光振興策「ゴールドプロジェクト（植原利之実行委員会委員長）」が７月20日より始動した。金刀比羅宮を中心に、〝金〟をイメージカラーとした場所や品を登場させ、「一段と、ゴールドなステージへ」をキャッチコピーに、こんぴら観光を訴求していく。かがわ・こんぴら観光案内所のイメージカラーもその一環であり、こんぴらさんの石段の中ほど、御前四段坂にゴールドモニュメントを設置するなどゴールドスポット・アイテムを続々と登場させる計画だ。
　なお20日には、プロジェクトの記念イベントとして琴平町の観光大使である演歌歌手の長山洋子さんが、新曲「金毘羅一段」を披露した。

---

---