8月5日号
電線メーカーの伸興電線㈱(さぬき市志度 尾崎 勝社長)はこのほど、本社敷地内に新工場となる「D工場」の建設を決め、4月30日から、その増築工事に入った。
2020年に開催予定の東京五輪や都市部の再開発、東北の復興工事などに伴う大型建設案件の需要拡大を見込み、生産能力をより高めることがねらい。
新工場の建築面積は約4500㎡。投資額は7億5千万円。このうち、6億円は建屋の建築費に、残りの1億5千万円は既存設備の改造・移設費などにあてる。
工場は年内に竣工予定で、来年一月上旬を目処に稼働を開始する。これに合わせ、15名程度の人手も増やす。ちなみに工場の建設費は一部、県が補助する。
同社の本社敷地内には現在、「A工場」、「B工場」、「C工場」の3棟の工場があり、約70の生産ラインがフル稼働している。
しかし生産量の拡大から、製造工程の仕掛品や電線の製造に使う銅などの材料をストックするスペースがなくなり、またそれが生産工程の妨げにもなっており、生産効率を低下させていた。
そこで今回、既存の工場にある主力の生産ライン7台を、新設する「D工場」に移設することで、既存工場内全体にスペースの余裕を持たせ、生産ロットを大きくして生産効率を上げることを意図している。
さらに、移設する生産ラインには、汎用性を高めるパーツを組み込んで改良し、機械設備自体の生産能力も上げる予定としている。
同社によると現在は、一日約20tンの銅を使用して電線などを製造しているという。D工場の稼働後は、約3割増に相当する26tの生産まで対応できるようになる見通し。販売額にして、年間約25億円増の売上を目指すとのことだ。
尾崎社長は、「これまでは中小工事案件の販売に重きを置いてきたが、今後は大型案件向けの販売にも力をいれていきたい」と、話している。
目次
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