10月15日号
(公財)かがわ産業支援財団及び香川県は、㈱百十四銀行、㈱香川銀行、高松信用金庫、観音寺信用金庫と共催し、9月26日、JRホテルクレメント高松において、食品商談会を開催した。
この商談会は今年で4年目の開催。
県の主要な産業の一つである食品産業の販路開拓を支援するため、県内外のバイヤーを広く招聘しており、今回は、㈱井筒屋、㈱近商ストア、㈱サニーマート、ダイキン福祉サービス㈱、リッキービジネスソリューション㈱、㈱四国リョーショク、穴吹エンタープライズ㈱等、七社の新規参加バイヤーを加え、規模を拡大して実施された。
オープニングには、浜田知事も駆けつけ挨拶。新規参加者を28社含む、県内食品企業54社が、事前にマッチングされた予定バイヤーのブースに出向き、決められたタイムスケジュールに乗っ取って、1回あたり20分の商品PRを行った。
この商談スケジュール、商談相手のマッチングは、主催側が参加者に事前に提出してもらっていた商品シート、商談希望バイヤー調査票に基づいて事前に調整。マッチング率の向上を目指して、バイヤーニーズを優先し、セラーを選定したようだ。
バイヤーは、商品の味、独自性は勿論のこと、各小売り業態によって、ニーズにそれぞれ特長・傾向があり、異なっている。値段や、生産量、保存方法、輸送手段で最低クリアすべき条件を求められるものもあれば、原材料、製造工程等のこだわり、調理のしやすさ、食べやすさ、簡便性をポイントとするバイヤー、あるいは、包装や販売戦略等に注目するバイヤーもいる。
一方で、香川県の県産品や製法など、県内の生産・加工ならではの特長が明確な商品は反応が良い等、共通した傾向もあり、いずれにしても、バイヤーのニーズを把握し、売る側としても売りやすい商品づくりをし、その魅力を的確に伝えるPR力がセラーには求められていると言える。
こうした商談成果向上のためのセミナーを、(公財)かがわ産業支援財団では、この商談会にあわせて8月と9月に1回ずつ開催。熱心に参加し、事前準備にも積極的に取り組んだセラーは、これまで以上の手応えや、新たな気付きもあったと語る。
こうした複数バイヤーと商談できるチャンスは、新規取引に繋がるほか、商談を通して自社商品の強み、弱みを冷静に捉え直したり、バイヤーニーズとのギャップを認識出来るなど、商品改良のヒントも多く得ることができ、商品づくりの大きな知恵袋とも言える。回を重ねる毎の参加事業者の増加は、香川発の魅力的な商品づくりの活性化にも大きく寄与していると言ってよいだろう。
目次
- 編集長インタビュー
(株)二蝶
代表取締役 山本 亘氏
女 将 山本容子さん - 食品商談会を開催し、県内食品産業の販路開拓を支援
- (株)ユーリックホームが初のデザインタウンを発表
- 自民党次期衆院選香川3区は公募で大野敬太郎氏を選出
- モニター体験から見込み客と改善点を同時入手 (株)ジョブサポート四国
- インドビジネス連続セミナーを開催 かがわ産業支援財団ほか
- じゃらんリサーチセンターによる観光振興セミナー開催 (株)リクルート
- 四国最大規模のハロウィンイベントを27日に開催 ジェムスクール
- 百十四銀行と(株)ぐるなびが飲食店向けセミナーを共催
- オリジナル餃子で人気の寺岡商店が瓦町に高松2号店をオープン
- 中四国ゼミ香川大会に850名が参加 商業界香川同友会
- 宮本元高松市議あわれ最後の決着
- ただいま着任
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ディレクタービジネスオペレーション 宮下博行氏 - PhotoTopics
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