9月5日号
百十四銀行は、顧客の資産運用ニーズに応えるため、法人及び個人客向けに中国・人民元建外貨預金(人民元建外貨普通預金・人民元建外貨定期預金)の取扱いを9月3日から開始した。
中国における人民元建貿易決済の規制緩和や、東京市場における円と人民元の直接交換取引が開始されるなど、人民元の国際化が進んでいる。
今後も、貿易決済や資金運用などの人民元建取引は一層の拡大が予想されており、今回、同行は先手を打って人民元建外貨預金の取扱いを始めた。特に法人・個人両方の顧客を対象とする人民元建外貨定期預金の取扱いは、全国の地方銀行では初の取組となる。
「個人のお客さまには資産運用手段の一つとして是非ご検討頂きたいですし、法人のお客さま、特には中国と貿易を行っている企業の方々にもご検討頂きたい。
現在、貿易決済を行うに当たっては、米ドル建か円建で海外送金をするケースが多い。ただ徐々にですが、人民元建で決済するケースが増えてきました。
そこで人民元を運用のために購入され、その後貿易決済に使うと言うケースも考えられます」(担当者談)
同行では、本商品の取扱い開始にあたり、「人民元建外貨定期預金金利上乗せ・相場優遇キャンペーン」を開始した。キャンペーン期間は、9月3日から11月30日までの三ヶ月間。対象商品は人民元建外貨定期預金3ヶ月もので、適用金利は5.00%(年率、税引前)、最低預入額は10万元、預入時為替手数料は、20銭(通常40銭)と、優遇されている。
申込は店頭窓口に限るとなっているが、留意点として、中国当局の通貨政策の変更や市場環境の変化などで、取扱い内容の変更や取扱いを停止する可能性が他の通貨よりも高い。
外貨預金の仕組みは、例として10万人民元を為替相場(TTS)12.50円で預け入れ(日本円で125万円)、人民元建外貨定期預金(年利率5.00%)を3ヵ月間(91日)運用した場合、3ヵ月後の税引後の受取額は10万997.27人民元となる。
満期日の為替相場(TTB)が預け入れ時の為替相場より円安となり、1人民元13円のケースだと、税引後の受取円貨額は131万2964円となり、6万2964円の運用益が生じる。
逆に満期日の為替相場(TTB)が預け入れ時の為替相場より円高となり、1人民元11円のケースだと、税引後の受取円貨額は111万969円となり、13万9031円の運用損が生じ、円貨ベースで元本割れとなる。
問い合わせは同行営業店まで。
目次
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