7月25日号
高松空港(高松市香南町)と香港国際空港を結ぶ、香港の格安航空会社(LCC)・香港エクスプレスの定期航空路線が7月6日、就航した。
高松空港発着の国際線は、ソウル(韓国)、上海(中国)、台北(台湾)に続く4路線目。香港との直行便は四国で初となる。
このたび、香港線に使われる航空機は、最大180人乗りの「エアバスA320」で、火曜日、水曜日、日曜日に運航。新路線の人気は高く、予約が殺到している状況を踏まえ、9月2日からは金曜日を追加した週4便に増便することも決めている。
この直行便を記念し、7月11日から香港エクスプレスのウェブサイトで片道運賃7080円からの特別チケットを販売中。来年3月25日までに渡航する利用者に適用される。
同日昼、168人を乗せた香港線の初便が高松空港に到着した後、国際線の搭乗待合室で記念セレモニーが開かれた。
式典には、浜田恵造知事と香港エクスプレスのアンドリュー・コーエン取締役兼最高経営責任者(CEO)ほか、観光関係者らが出席。
はじめのあいさつで浜田知事は、「香港線の就航は香川県のみならず、四国全体の活性化に大きく貢献するものと考えている。高松空港の主要な国際線になるよう需要促進に努めていきたい」と期待。
アンドリューCEOは、「香港エクスプレスは世界中から就航のリクエストをいただくが、香川県の熱心さを受け、すぐに高松空港の就航を決めた」と述べたほか、初便の高い搭乗率や、今後の予約状況にも触れ、「このままいけば、直行便を毎日運航したい」とも話した。
その後、くす玉割りがあったほか、香川県がネーミングライツ(命名権)を取得した航空機に「さぬきうどん号」と名付けたことも発表。「さぬきうどん号」の名前は中国語で「讃岐鳥冬」、アルファベットで「Sanuki Udon」と表記されている。
高松からの便には146人が搭乗。香港行きの初便を利用した女性は、「とにかく四国から直通で行けるので楽。値段も安いし、香港が身近に感じられるようになった」と、うれしそうに話していた。
目次
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