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4月25日号

 (社福)瑞祥会(東かがわ市湊 樫村英一郎理事長)がこのほど、同法人3件目となる大型高齢者複合施設「花らんまん」を高松市浜ノ町に新築することが分かった。
 同施設は「サービス付高齢者向け住宅」(特定施設)を中核に、一般の人々が気軽に利用できるカフェなども併設する。開設準備を担当する同法人障害者支援施設「サン未来」(高松市新田町)の近藤厚志施設長は、「地域の方々が複合施設として多目的に出入り出来るサービス付き高齢者向け施設は全国でも稀」としており、浜ノ町全体の地域の賑わい創出にも貢献していくねらいだ。
 建設予定地は、高松市浜ノ町の市民プールの道路を挟んだ南側に位置する、大型マンションがあった旧労住協第7、19ビル跡地。現在は更地。6月中旬に着工し、来年3月の完成を目指す。
 新施設は、鉄骨造の6階建て。敷地面積は約6800㎡。駐車場は約70台分を設ける。すぐ北側には瀬戸内海が一望できる景観抜群のロケーションとなっている。


 部屋は2タイプを用意し、入居定員は81名(個室)。入居後の生活費は部屋タイプ、要介護度により異なるが、非営利の社会福祉法人が経営するため、13万5千円からの低料金を用意する。
 施設レイアウトとしては、まず一階は地域の人らを対象にした居宅介護支援事業所をはじめ、管理栄養士の監修による、毎日食べても栄養の偏りのない安価な昼食を一般者対象に提供していくレストランカフェや、調剤薬局と並んで、内科と整形外科を診療科目とするクリニックが入る。
 2階は、高齢者向けのデイサービス及び、障害者の働く場として障がい者就労支援事業所を開設する。3階は、「地域交流スペース」(約100㎡)を設け、地域の人らに活用してもらう。3、4、5階はすべて居室専用フロアとなる。
 最上階の6階のスカイラウンジは、海側を全面ガラスとし入居者向けの食堂を用意する。
 このほか地域貢献の一環として、同法人の敷地の一部を無償提供して、琴電バス大的場バス停の利用者向けに屋根つき待合場を提供する。
 また、地域の景観に配慮したゆとりの緑の空間としての前庭も整備する。将来的には広い敷地を活用して産直農産市をプロデュースする計画もある。
 近藤施設長は、「入居者、地域の方々が共に集える空間づくりを新施設のコンセプトに掲げている。ハード面では間違いなくトップクラスの施設であり、これからはソフト面の強化に向けた準備を進めたい」と話している。
 そのためにも経験豊富な瑞祥会の中核職員を配置し、同時に新人職員の採用も推し進め、より一層のマンパワーの充実を図る計画としている。


目次

  • KAGAWA BIZ STYLE⑦
    レストラン ボワ・エ・デュポン オーナーシェフ 木場巳雄氏
    長江SORAE オーナーシェフ 長坂松夫氏
  • 地宝創生 File 〜さぬきの夜明け〜⑧
    農業法人 有限会社 井上誠耕園 三代目園主・代表取締役社長 井上智博氏
  • 瑞祥会の大型高齢者複合施設「花らんまん」高松市浜ノ町に来年3月完成目処
  • かがわ中小企業応援ファンド事業 今年度の支援対象事業を決定
  • ヘルシー弁当「からだデリ」を発売 ㈱中央
  • 四国地区のライオンズクラブ会員が集結
  • 切削加工から医薬製造へ ㈱幸洋製作所
  • 紀伊國屋書店が5月末クローズ
  • 「かにわしタルト」が丸亀町グリーンに新形態のカフェをオープン
  • ランチに特化した新番組「ヒルペコ」がスタート KSB瀬戸内海放送
  • 電気工事店など県内8事業者が糾合し、生活者の困りごとを解決
  • セトラ高松・宇多津で多彩なGWイベント
  • ネット予約対応によりデリバリーサービスを強化 さかえドライ㈱
  • 水素水サーバーを取扱い新たな分野へチャレンジ 東新電機㈱
  • 香川の流通業界秘史③
    スーパーの男たち
  • Kagawa Style RESEARCH
    Kaorin
  • 山本三紀の食でつながる
    FOODEX JAPAN 2017開催
  • スポットライト
    香川に3つの水族館
  • 県下ゴルフ場クラブコンペ結果
    3月開催(優勝者)
  • グルメレポート
    焼肉 和牛 いちえ

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