学校法人穴吹学園（高松市　穴吹忠嗣理事長）はこのほど、２０２０年４月に専門職短期大学「瀬戸内国際専門職短期大学（仮称）」開学を目指すことを発表した。
　専門職大学、専門職短期大学は、大学・短大・専門学校それぞれの長所を取り入れ、今後の成長分野を見据えた専門職業人材の育成を目的としている。
　特長は次の通り。
　▼実務家教員（専攻分野において概ね５年以上の実務経験を持ち、高度な実務能力を有する）を教員組織の中に位置付け、必要専任教員数の概ね４割以上を実務家教員とし、その半数以上はさらに研究能力を併せ有する実務家教員とする▼卒業単位の概ね３～４割程度以上を実務等の科目とするとともに、適切な指導体制が確保された企業内実習等を２年制で10単位以上、４年制で20単位以上履修する▼産業界等と連携した教育課程の開発、編成を行う協議会を設置する。
　現在の設置構想においては、理事長を穴吹忠嗣理事長、学長には青木義英氏（現：国立大学法人和歌山大学 客員教授）を予定。

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　開設場所は高松市内。設置学科は２年制の地域観光学科（仮称）、募集定員は80人としている。
　同短期大学では、30年以上に亘る専門学校としての職業教育のノウハウを生かし、観光産業において専門性が求められる職業を担うための高度な実践力や、豊かな創造力を身に付けた専門職業人材を養成する。
　香川県は、１６年外国人延べ宿泊者数の伸び率が全国一位となり、訪日観光客が増加した要因である瀬戸内国際芸術祭は、１９年にも開催することが計画されている。
　地域観光学科（仮称）では、そうした観光や地域創生における学びを通じ、空港やその周辺施設、ホテル、旅行会社等で活躍できるだけでなく、企画・広報・営業など地域の魅力を世界へ発信できる人材の育成を行って行く方針だ。
　また、高校からの進学者のみではなく、社会人も入学でき、社会人が学びやすい仕組みを導入することも検討している。
　同学園は１９８５年設立以降、現在は高松市内に９つの専門学校を展開しており、同短期大学による高度な実践力と創造力を備えた専門職業人材の養成に注目していきたい。

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