5月25日号
宿泊特化型のビジネスホテルを展開する㈱川六(高松市百間町 宝田圭一社長)がこのほど、高松市古馬場町に新拠点「エクストールイン高松」を新築オープンすることが分かった。
場所はフェリー通りにあるコンビニ「ミニストップ」のすぐ南側。今年7月に着工し、来年8月に竣工する予定。その翌9月上旬から通常営業を開始する。稼働率90%以上で推移し、予約が取りにくくなっている「ホテル川六エルステージ(高松本社)」の顧客の不便さを解消するねらい。3年後には安定軌道の稼働率80%台にまで持ち込む計画だ。
建物は鉄骨造の11階建て。1階はピロティ、この空間を平面駐車場にする。建築面積は約400㎡。3階から11階を客室とし、部屋数は158室(シングル138室・ツイン20室)を用意。駐車スペースは50台を確保する。全館全室禁煙。代わりに喫煙ブースを設ける。
2階にはフロントとロビー、朝食会場と大浴場を設置するほか、コミックコーナーやマッサージ機を導入したリラクゼーションルームも開設し、宿泊者向けに無料で開放する。
また自由に選べる安眠枕や加湿器、電気スタンド等の備品貸出しも行う。通常価格はシングル七八〇〇円(税別)に設定する。
朝食は、炊きたて御飯や焼きたてパン、具材たっぷりの味噌汁などを提供する川六人気の無料バイキング。料理につかう食材は、ほぼ地元産で揃える。
宝田社長は、「お客様に不自由なく、快適に過ごしていただけるホテルを目指したい」と意気込んでいる。
川六の「エクストール」ブランドは熊本県(熊本銀座通、水前寺)、愛媛県(西条駅前)、山口県(山陽小野田厚狭駅前)に続く、今回が5棟目。グループ全体としては6棟目のホテル。この6棟目が完成すれば、総客室数は975室になる。
ちなみに2017年1月にオープンした厚狭駅前の新築ホテルは、営業開始から僅か数ヶ月で稼働率80%を超え、すぐさま地区ナンバーワンに。じゃらんアワード2017(接客・サービス)で中四国エリア(101~300室部門)第3位を獲得している。