10月15日号
ザ・チェルシー(高松パレス㈱ 高松市香川町川東下1879 住田 浩社長)は同所でホテル開業準備を進めている。
バンケットホールを改装し、客室、レストラン、スパ(大浴場)、コミュニティラウンジなどを整備する。年明けに着工、来年初夏のオープンを目指す。
施設コンセプトは「ココロが潤う過ごせるホテル」。ラウンジの飲食等も料金に含める、オールインクルーシブスタイル。
客室は4階に12部屋、5階に21部屋の計33室。二人部屋31、四人部屋2で最大収容人数は70名。和モダンで統一し、半露天風呂付き客室を3部屋用意。価格帯は1泊2日(夕・朝付き)でひとり24000円~40000円に設定。素泊まりは設定せず、ビジネスホテルとは一線を画したスタイルを目指す。メインターゲットは38歳~48歳の大切な時を過ごしたい女性とそのパートナーとする。
3階レストランは「四国味紀行」をテーマに掲げ、四国四県の厳選食材でもてなす。総席数は68。窓際には鉄板カウンターを設ける。
先ごろ、取引先を招いた説明会・懇親会を開催。住田社長は「ウエディング業界は少子化のあおり、結婚式実施率の低下といった大変厳しい状況下にある。さらに、県内では2年間で約10軒の披露宴会場が開業するなど競争が激化している。
挙式場や披露宴会場の整備といった直接的なアプローチだけでは、急増した競業他社と同じ土俵上での正面衝突しかない。そこで新規事業単独での自立も踏まえ、婚礼受注はもとより、葬祭部門ネクストの入会促進の援護、二次会など婚礼二次商品の拡販に相乗効果の期待できる宿泊事業への挑戦を決めた。
攻撃は最大の防御なりと考え、ウエディングマーケットの天変地異のなか、力強く歩みを進めたい」と意気込みを披露。宿泊事業への協力を呼びかけた。
ホテル名称、予約開始時期等については決まり次第発表する。