1月5日号
NPO法人ジャラクエンタープライズ(多田桂三理事長)はこのほど、「第一回香川県インドネシア日本交流会」をJRホテルクレメント高松にて開催した。
同法人はバリ島キンタマーニ高原で自然リサイクル農法により完成した「バリ・ジャラクコーヒー」を通じ、インドネシアと日本との架け橋となる活動を展開している。絶滅危惧種の鳥JALAK BALIを絶滅の危機から守る保護活動拠点ベガワン基金へ、コーヒー豆買付時に1キロあたり約23円を㈱山東珈琲マーケティング(高松市)を通じて寄附を行い、保護活動に努めている。
同日、会場には約80人もの出席者で賑わいを見せる中、香川県からは浜田知事等が出席。在大阪インドネシア共和国総領事館よりミルザ・ヌールヒダヤット総領事、トゥンパル・M.H.フタガルン総司・公司参事官、イッワン・ユスフインドネシア貿易振興センター所長等が出席した。
開会にあたり多田理事長は「インドネシアと日本は国交樹立60周年を迎え、両国の歴史を振り返るとともに更なる友好関係の構築と、交流を深めていく団体を目指したい」
と述べた。
ミルザ総領事は「両国のパートナーシップは良好であり、国交樹立60周年を迎えたことも踏まえ、今後も関係は深まっていくことだろう。香川県をはじめNPO法人ジャラクエンタープライズとの関係も深めていき、企業のインドネシア進出なども協力していきたい」
と力強く熱意を語った。
続いて浜田知事は「香川県にはあらゆる文化、芸術が根付いており、開催を控えている瀬戸内国際芸術祭においても多くのインドネシアの方々に足を運んで頂ければ幸い。インドネシア共和国と香川県の繋がりがより一層、深まっていくことに期待したい」
と期待を寄せた。
その後開かれた懇談会では、香川やインドネシアの紹介やバリ舞踏、和太鼓が披露されるなど、両国の親睦が深まる貴重な機会となった。