1月15日号
顕微鏡メンテナンス専業で35年の社歴を誇る㈲西日本顕微鏡(高松市 角谷健三社長)の新本社事務所が完成。12月13日より新天地での営業をスタートしている。
建設地は香川町大野1605-7。同町内から拡大移転したもの。
約112坪の敷地に、24坪の社屋を構えた。メンテナンス作業エリアを拡充し、オフィスエリアと分離。作業効率を大きく改善した。
顕微鏡の大敵である結露や湿気対策として、空調設備も強化した。
教育現場の顕微鏡から、医療・工業・検査用などで使用される生物顕微鏡の修理・メンテナンスを手掛ける企業は、全国的にも非常に珍しい存在。
全国に265の代理店ネットワークを構築しており、広域から依頼が寄せられる。国内外の生物顕微鏡メーカーに対応しており、レンズ、プリズムなど視野に関する部品のメンテナンスを提供する。
昨年1年間で約6千台、創業以来累計10万台以上のメンテナンスを手掛けてきた実績がある。
顕微鏡のレンズは使用後数年でカビが発生し、顕微鏡の命とも言える解像度が衰える。
例えば学校で使用されている教育顕微鏡は、メーカーの責任修理期間が7年となっており、それを過ぎたものは修理対応されない。カビやピントのずれに気付いても、修理依頼先も分からず不完全なまま使用するケースも数多いという。
同社熟練スタッフの手により、新品同様にメンテナンスされた顕微鏡を受け取った学校などから日々喜びと感謝の声が届く。
移転を機にドローン事業もスタート。様々な空撮をリーズナブルな料金で提供、水中ドローンも用意して事業の拡大を目指す。
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