4月5日号
高松市中心市街地に位置する高松市大工町・磨屋町地区市街地再開発組合の設立が、3月22日付けで香川県知事より認可され、大工町・磨屋町の再開発組合が同月26日に発足。
理事長には高松丸亀町商店街振興組合の理事長も務める、古川康造氏が就任した。
高松丸亀町商店街は、壱番街(A街区)から丸亀町グリーン(G街区)までの7街区で構成されており、そのうち壱番街(A街区)、弐番街(B街区)、参番街(C街区)、南端の丸亀町グリーン(G街区)が完了している。
5回目となる今回は、高松の目抜き通りである高松丸亀町商店街を挟んだ、東西約〇・五ヘクタールの施行地区において、東側(大工町街区)に立体駐車場・店舗・福祉施設を、西側(磨屋町街区)に集合住宅・医療施設等を建設する計画。
大工町街区の整備方針では、「来客用駐車場の整備」「香川ものづくり育成店舗の導入」「子育て支援施設の設置」を掲げ、地上9階建ての施設を建て、約400台の駐車場を確保する。
敷地面積1990㎡、着工は2020年4月予定、完成は21年予定。
一方で、磨屋町街区では地上11階建てビルを建設し、55戸が入る分譲マンションや、低階層に医療施設を整備する方針。
敷地面積1420㎡、着工は22年4月予定、完成は23年を予定している。
施工者は高松市大工町・磨屋町地区市街地再開発組合。参加組合員は穴吹興産㈱(高松市 穴吹忠嗣社長)、事業協力は西松建設㈱(東京都)。整備費は約62億円、国の補助制度の活用を予定している。
26日に行われた概要説明会での一問一答は次の通り。
▼現段階で設置が決定している施設はあるのか
「決定はしていないが、子育てに主眼を置いた施設や、それに附随する商業関係やものづくりができる人たちを配置したいと考えている」
▼集合住宅に配置される医療施設の概要
「想定はしているが3〜4年先のことであるため、入居者や周辺地域の人々の意見を踏まえながら、健康の手助けとなる診療科を配置したいと考えている。
また、先日開院した丸亀町クリニック(高松市丸亀町1-1 高松丸亀町壱番街西館三階 豊永慎二院長)と連携を図ることで、若い世代からシニア層まで幅広く対応できることを想定しながら検討していきたい」