5月25日号
(一社)四国ツーリズム創造機構(半井真司代表理事)は、第4次四国観光交流戦略、2019年度事業計画案等についての全体会議を5月15日、JRホテルクレメント高松にて開催した。
同機構は昨年末に法人化し、年度末にDMO法人として登録して初の全体会議となる。同日、協賛会員16団体と賛助会員134団体及び顧問11団体が参加した。
第4次四国観光交流戦略では、「国内外での『四国』の認知度向上」「リピーターを含めた個人旅行客の誘客・四国周遊の促進」「四国地域活性化のかじ取り役」をコンセプトに、21年までの3年間を対象に具体的な数値目標を設定していく。
数値目標と項目は次の通り。
▼延べ宿泊者数 1270万人泊(19年)、1273万人泊(20年)、1276万人泊(21年)、累計3819万人泊。
▼インバウンド(外国人宿泊者数)108・8万人泊(19年)、125万人泊(20年)、141・2万人泊(21年)、累計375万人泊。
▼観光入込客数 四国への日本人入込客数1416万人(19年)、1420万人(20年)、1424万人(21年)、累計4261万人。
四国への日本人日帰り観光客数902万人(19年)、905万人(20)年、907万人(21年)、累計2715万人。
四国へのインバウンド入込客数15万人(19年)、17万人(20年)、19万人(21年)、累計53万人。
▼観光消費額 日本人宿泊者の観光消費額5208億25百万円(19年)、5053億33百万円(20年)、5065億87百万円(21年)。
日本人日帰り客の観光消費額1342億62百万円(19年)、1345億96百万円(20年)、1349億30百万円(21年)。
外国人観光客消費額105億54百万円(19年)、121億88百万円(20年)、141億20百万円(1年)など。
一方で、今年度の事業計画案では、四国内の域内交流促進・ブランドの構築等による「四国の知名度を高める戦略」、鉄道・バス・航空会社との連携等による「国内大都市などからの誘客戦略」、広域観光周遊促進のための新たな観光地域支援促進事業などのよる「外国人観光客誘客戦略」、会員拡大等による運営基盤強化を図る「機構の運営基盤強化戦略」が発表された。
半井代表理事は「目標達成のポイントは、地域間競争に打ち勝つためにも、四国が一つとなって力を結集することが必要不可欠」
と語り、関係機関との連携を図っていく強い意志を見せた。