7月25日号
ブライダル総合事業の「㈱ときわ」(徳島市 髙畑富士子社長)は、高松市丸亀町グリーン前に結婚式場「LLOYS(ロイズ)」を10月10日、オープンする。
同社が香川県内で結婚式場を開業するのは、北浜アリー内の「KITAHAMA W」に続く2件目。今回も、ブライダルの総合プロデュースショップ「non rhetoric(ノンレトリック)」が運営する。
この建物は百十四銀行中央支店として、昭和46年まで使われていた築63年の洋館。古き良き時代の面影を残す、優雅で重厚なたたずまいが魅力だ。高松市内中心部に位置しており、高松駅やホテルからのアクセスが容易で、遠方からの出席者の利便性も高い。
独立型チャペル、宴会場(最大100席)、バーなどを備える。キッチンや空調設備、チャペルも全てゼロからのリノベーション。新耐震基準を満たすための修繕コストなどの条件を勘案すると、銀行だった古い洋館を結婚式場として生まれ変わらせるのは容易ではないが、同社の森秀利プロデューサーは「銀行は富が長く続き、『未来』の象徴とされる非常に縁起が良い場所。結婚式という、これまでの感謝を伝え、未来を明るくする大切な機会に、最高のロケーションでしょう」と魅力を話す。店名は英国で250年以上続く歴史ある銀行にあやかり、「LLOYS(ロイズ)」と名付けた。
人生の大きな節目に相応しく、格式の高いスタイルを望む層に応えるため、料理にも力を入れる。フランス料理のシェフで組織する「日本エスコフィエ協会」の池内 渉理事を総料理長に迎え、本格的なフレンチでゲストをもてなす。式のない日にはレストランとして営業する予定だ。
既に20組ほどが成約しており、出だしは好調。これからますます人気が出そうな勢いだ。
同社は徳島県内を中心に、沖縄など全国でブライダル関連の店舗を展開する。現在グループ全体で約10店舗。2017年に高松市内の北浜alley(キタハマアリー)でレトロな倉庫をリノベーションした、おしゃれなウエディングスペース「KITAHAMA W」をオープンし好評を得ている。