2月15日号
トヨタカローラ香川㈱(高松市鬼無町是竹94 向井幸司社長 資本金4000万円)、ネッツトヨタ高松㈱(香西南町404-1 朝倉 一社長 同1000万円)は、持ち株会社の設立で合意した。
将来にわたり安定した経営基盤を構築、地域社会への一層の貢献を目指す。
トヨタカローラ香川の親会社 ㈱総合車両センター(高松市 向井幸司代表取締役)を「CNSホールディングス㈱」へと社名変更し、傘下に2社が兄弟会社として入り事業を継続していく。社名のCはカローラ、Nはネッツ、Sはシナジー。双方のアセットを活用し相乗効果を発揮するという意味を持たせた。社名変更は今年4月1日を予定する。
持ち株会社設立の狙いは、人口減など社会情勢の変化、トヨタの全車種併売開始、CASEやMaaSの進展、トヨタのモビリティカンパニー宣言等の外部環境変化に対応し、一層の効率化・高CS・高生産性を実現、実践するための人材が育成できる経営基盤を早期に創り上げること。また、これまでにないモビリティサービスや社会的課題解決に向けた新しい販売店ビジネスの構築を進める。
トヨタカローラ香川、ネッツトヨタ高松の社名および代表取締役に変更はない。持ち株会社の取締役に朝倉 一氏が就任する。
カローラ香川は県内9店舗とフォルクスワーゲン事業(高松市国分寺町)、ネッツ高松は県内5店舗体制。カローラ香川の関連会社にカー用品販売・整備の㈱ジェームス香川がある。
近年の県下トヨタ系ディーラーの動きとしては、2019年4月、香川トヨタ、香川トヨペットが経営統合。両社などを傘下に置く持ち株会社TMKホールディングス㈱が同年9月に設立されている。さらに2020年1月には、香川トヨタ自動車㈱、香川トヨペット㈱、トヨタカローラ香川㈱、ネッツトヨタ高松㈱が共同出資で、東かがわトヨタ自動車販売合同会社を設立。東かがわ市にあった各社の店舗を集約し、同年4月より合同会社の販売店が営業を開始している。