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3月15日号

 高い技術力をもって、ステンレス製タンク、熱交換器、真空機器装置、圧力容器等の製造を手掛ける㈱サンテック(青木大海社長)が建設を進めてきた新本社工場がこのたび竣工。3月31日より、日本を代表するモノづくり企業への挑戦が、新本社工場でスタートする。
 綾川町陶の旧本社工場から、国道32号線にほど近い綾川町羽床下2137-1へ移転。高松方面から32号線を西進すると、ことでん羽床駅を前に、左手に巨大な建造物が視界へと飛び込んでくる。ここがサンテックの新たな拠点だ。
 海外から受け入れる人材を含め誰もが、ものづくりの技術と精神を学ぶ場となるよう「サンテックラーニングセンター」と名付けた。
 敷地面積は約17055㎡。業務量の増加にともない移転拡充したもので、建築面積は約5480㎡。鉄鋼造で工場棟は1階、事務所棟は地上2階建、延床面積は約6327㎡。
 新本社工場は㈱齊籐正轂工房の設計、大和ハウス工業㈱が施工を担当した。香川県企業誘致条例に基づく助成措置対象施設の指定を受けている。


 All for the Family(全ては家族のために。)を経営スローガンに掲げ従業員ファーストを実践する同社の新社屋。コンセプトはHomeだ。マッサージチェアや本棚を配する1階スペースは、社員や来訪者がゆったりと過ごせる工夫を随所に盛り込む。キッチン(社員食堂)では健康を考えたメニューの提供を心がける。2階は事務所フロア。ミーティングスペースやカフェカウンター、ソファー席など、タスクごとにワーキングスペースを選べる開放的な空間とした。
 3月4日、同地でオープニングセレモニーが開かれ、取引先、協力会社、従業員、行政関係者、青木社長と親交のある経済人など約350名が出席し盛大な式典となった。
 席上、青木社長は「報恩感謝の人生で、これからもこの場から力強い歩みを社員一堂で必ず実現、前進することを誓う」と表明。前田武俊綾川町長、アルヴォス・シュミッチェ・シャック㈱松谷長計代表取締役らが来賓を代表し祝辞を述べ、関係者がステージ上でテープカット、ラーニングセンター竣工を祝った。
 竣工にあわせ、中村裕行常務が専務取締役に、青木大空取締役が常務取締役に昇格する人事も発表している。
 TEL.087-876-1600、FAX.876-0300は移転後も変更なし。


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