6月5日号
トモニホールディングス㈱(高松市 中村 武社長)の2021年3月期連結業績は、経常収益760億87百万円(前期比〇・四%減)、経常利益144億93百万円(同二七・三%増)、当期純利益99億84百万円(同二二・七%増)で4期ぶりの増益を達成。
会見で中村社長は「厳しい環境下だが、本業利益をしっかり計上でき、まずまず良い決算ではないか」と評した。
グループの中核2行の単体業績は、香川銀行が経常収益296億51百万円(同六・三%増)、コア業務純益72億58百万円(同五・二%増)、経常利益57億84百万円(同四九・九%増)、当期純利益42億70百万円(同六四・二%増)。
譲渡性預金を含む預金等は1兆7521億66百万円、総預り資産は1兆8893億70百万円、貸出金残高は1兆3503億60百
万円。
自己資本比率は九・六三%。金融再生法開示債権額は282億93百万円で、総与信に占める割合は二・〇五%となっている。
徳島大正銀行は、経常収益338億73百万円(同一六・二%増)、コア業務純益101億27百万円(同五四・一%増)、経常利益88億3百万円(同七九・〇%増)、当期純利益60億55百万円(同七六・四%増)。同行は、2020年1月に徳島銀行と大正銀行の合併により発足しており、前年比は決算ベース比。
譲渡性預金を含む預金等は2兆1491億94百万円、総預り資産は2兆2664億41百万円、貸出金残高は1兆7424億83百万円。
自己資本比率は八・〇二%。金融再生法開示債権額は247億97百万円で、総与信に占める割合は一・四〇%。
2022年3月期の通期業績予想はトモニHDが経常利益138億円、当期純利益91億50百万円、香川銀行は経常利益53億円、当期純利益35億円、徳島大正銀行は経常利益80億50百万円、当期純利益54億50百万円。
予定される役員異動は次の通り。
【トモニホールディングス(6月29日付)】
▽常務取締役 関 幹生
▽取締役 山下友規(経営企画部副部長)
▽取締役監査等委員 横手俊夫(常務取締役リスク・コンプライアンス部長)
▼白薊敬三(常務取締役)=香川銀行取締役監査等委員に就任予定
▼横手俊夫(常務取締役)
▼角田昌也(取締役)
▼多田 桂(取締役監査等委員(社外))
【香川銀行(6月28日付)】
▽取締役 三好貞仁(執行役員丸亀支店長兼丸亀西支店長兼丸亀支店土器町出張所長)
▽取締役 土居裕昭(執行役員岡山支店長)
▽取締役監査等委員 白薊敬三
▼関 幹生(常務取締役)
▼山下友規(取締役)
▼鎌田国久(取締役監査等委員)
【徳島大正銀行(6月28日付)】
▽代表取締役常務 沖田拓司(常務取締役営業副本部長)
▼石井隆明(代表取締役専務)
▽常務取締役 山城鉄二(取締役常務執行役員審査本部長)
▼山本力士(取締役常務執行役員)