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6月15日号

 6月4日に三豊市と㈱かもめや(高松市林町2217-44 小野正人社長)は、ドローン物流エリアモデルの実現に向けた連携協定を締結した。
 この協定では、㈱かもめやが、ドローン等の最新技術を用い、先ずは今年8月を目処に、粟島港と須田港間、約4㎞の定期船航路と同じ航路で船舶を避けながら1日に3往復の予定でドローンの運航を始める。
 当初は、1㎏の荷物の運搬で、午前中に粟島から注文のあった物品を運ぶ。現在はアイルパートナーズの商品が対象であるが、医薬品の配送も可能。今後は、5㎏の運搬が出来るようにしていくほか、来年度には、粟島だけでなく志々島、庄内半島の先端なども計画中。最終的には、フードデリバリーや無人操縦船舶の運用も視野に入れている。
 これらの物流モデルエリア構想に対して山下昭史三豊市長は、
 「全国でドローンに関した実証実験を行ってきた経験がある会社。実際に使ってみて、出てくる課題からより利便性を高めていきたい。離島での台風、緊急事態にいかに寄り添えるかを考えると、大きなツールとなる」と話し、協定後は地域に向けた広報、告知等を行っていく。


 連携協力事項は、                           
①離島等における将来にわたって持続可能なドローン物流エリアモデルの実現を目指す取り組みに関すること。
②陸・海・空の無人物流機などの先端技術導入により地域の物流機能を強化し、地域・経済の活性化を図る取り組みに関すること。
③災害発生時においては、前号の先端技術による被災状況の調査や救助活動に対し協力を要請する業務に関すること、の3点。
 同社は、みとよSDGsパートナーとしても取り組んでおり、2026年まで1年ごとの物流モデルを計画している。
 また、三豊市内に拠点となるメンテナンスや運航管理センターになる支社を整備していく予定。


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