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8月5日号

 トラベル事業を通じ、地域の魅力を発信する㈱穴吹トラベル(高松市 阿部有香社長)はこの度、新オフィスに移転した。
 住所は高松市古新町2-1 アルファレガロ古新町一階。
 これまではあなぶきセントラルビル(高松市磨屋町)8階を拠点としていたが、ワンランク上のツアーを今後は四国・瀬戸内を訪れる世界中からの個人旅行者へも発信し、サービスの拠点とするために新オフィスへ移転を決めた。
 「国内だけに留まらず、世界の人たちにも通用するオフィス」をコンセプトに、内観のデザインはプロフォトグラファーでもある同社の外国人マネージャーに任せ、複数のアートを展示。また、カジュアルな雰囲気で、顧客が気軽に立ち寄り、くつろげる環境づくりを目指した。
 新オフィス移行に伴い、電子化への取り組みを強化し、ペーパーレス化を実現していっている。さらに社員の服装も親しみやすいカジュアルに変更する等、国内外の顧客に受け入れられるような多様性を認める職場環境の整備を進めた。
 これまでは、地元発着バスツアー「穴吹ツアー」のイメージが定着していたが、オフィス移転を契機に新たに新ブランド「たかまつう」高松の通が創る個人向けプランを導入。


 同プランは一名から利用可能な高松発着のガイド付きプライベートプランとなっており、高松の夜の街歩きやヨットで瀬戸内海の島々を巡る特別な旅など、ラグジュアリーな旅行を楽しめる内容となっている。
 ポストコロナの時代でも、安心・安全に今後さらに増える見込みの個人旅行者へ四国・瀬戸内圏の旅を便利に楽しんでもらうことを目的に導入した。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、業界全体では厳しい状況が続くなかでも、様々な事業の見直しを図り、プライベートプランやチャーター機で行くツアー、少人数で近隣エリアを巡る「地元再発見プラン」が特に人気であり、地元顧客の利用は日々戻りつつあると話す。
 また、介護施設を対象にした独自のオンラインツアーや、海外の旅行会社と連携したオンラインツアーが好調だという。
 コロナ禍での戦略については、主力のワンランク上の商品性の向上と、一人にも対応できる個人のプライベート旅行を提供する会社としての存在感を高めていく考えだ。
 今後の展望について阿部社長は「観光旅行業界にとっては非常に厳しい状況でしたが、様々なことを見直す機会でもありました。
 弊社としては立ち止まらずに社員一丸となって、昨年から継続して新しい戦略を見出し実施してきました。コロナ禍でも成長を続け、培ってきた企画力と実行力で地域と世界をグローバルにつなげる企業として躍進していきたい」
 と方向性を示し、四国・瀬戸内を世界に発信する会社を目指していく。


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