5月25日号
「料亭の味をご家庭へ」をコンセプトに、冷凍惣菜の新ブランド『伍嘉亭』を立ち上げた料亭二蝶(高松市百間町7-7 山本 亘社長)。
仲間の意味を持つ「伍」、美しい、めでたいなどの意味がある「嘉」。家族や友人が集まり少し贅沢で美味しいものを食べて、特別なひとときを過ごして欲しいという想いを込めた。
第1弾として、鯖の味噌煮、鯖の生姜煮を発売した。骨を取り、丁寧な下処理を済ませた鯖を、出汁の利いた煮汁で上品な薄味に仕上げており、鯖のうまみを存分に楽しめる。
肉厚なノルウェー産の鯖を使用。半身分が1パックで約150g。真空冷凍により、できたての美味しさをキープする。沸騰したたっぷりのお湯で、凍ったままの商品を袋ごと温めるだけの簡単調理だ。
同社は2020年に新しい仕出しセンターが完成。『いちから二蝶』ブランドで仕出し・弁当を強化しているが、冷凍食品は今回が初めて。
先ごろ開設した、伍嘉亭の専用通販サイトで扱う。味噌煮(6個入り)、生姜煮(6個入り)、味噌煮・生姜煮セット(各3個ずつ)を販売。それぞれ3500円(税込)。仕出し・弁当の配達時、料亭、仕出しセンターでの店頭引取りに限り1個(497円)から販売する。
「仕入れが安定しており、料亭の技を安価でお届けできる食材ということで、第1弾はノルウェー産の鯖に決めた。料理人がつくれば、こんなに美味しくできるということを表現したかった」(山本社長)
ごはんのおかず、酒の肴に、また離れて暮らす家族への贈り物、中元歳暮ギフトとしての提案も強化する。
伍嘉亭シリーズは、ネット通販のほか、コープかがわ店頭でも扱っており、シリーズラインナップの強化を図り、県内外で取扱い店舗も拡大を目指していく。さわらの味噌漬け、豚の味噌漬けほか開発を進めているという。
料亭でゲストをもてなし、仕出しで県内全域と四国中央市、岡山の一部に配達、伍嘉亭では、二蝶の味を全国へ届ける体制が整った。山本社長は「今後も、歴史ある料亭二蝶を守っていくためのチャレンジを続けていく」と話しており、近くリリース予定の新企画にも注目して欲しい。 https://gokatei.stores.jp/