10月25日号
(一社)四国ツーリズム創造機構(半井真司代表理事)は、2022年度版世界の持続可能な観光地TOP100選に、四国から2地域、香川県は小豆島町と愛媛県大洲市が選出されたと発表した。
小豆島町は昨年に続き2年連続。今年は国内から10地域が選出されている。
昨年、小豆島町は中山地区の棚田を守る取り組みで選出。今年はオリーブを核とした地域振興が、地域社会と観光地の復活に向け有益であり、地域にプライドと特別な思いを取り戻すこと、また既にある資源の活用は他地域にも効果的であることが認定の理由となった。
大洲市では、官民連携による地域再生計画を立て、古民家等の修繕及び利活用がおこなわれている。大洲城の城下町を分散型ホテル、ショップにし、またそれを進化させたこと等、地域の資源を最大限に生かし住民や観光客への恩恵をもたらせたと評価された。
この認定は、国際認証認定をおこなう第三者認証機関グリーン・デスティネーションズによるもので、毎年世界の100の地域が選出されている。
TOP100地域は、コア項目に指定されたSDGs30項目のうち15項目以上をクリアしなければならない。国内では岩手県釜石市が先駆者で、同市は100項目中70項目をクリアし、シルバー賞に認証されている。認証地域は認証マークを使用することができ、PR等ができる。
四国ツーリズム創造機構では、7月に10自治体7DMOとともに四国『持続可能な観光』推進ネットワークを設立しており、今後も認証に向けた取り組みを継続。四国全体が持続可能な観光地としての先進地域となるべく、また選ばれる観光地となるよう注力していくと話している。