2月15日号
中国発、世界展開を進める電気自動車メーカーのBYD。日本国内では2015年よりEVバス、タクシーを投入しており、EVバスの国内シェアは7割を誇る。
先月31日より国内の乗用車市場に参入したが、香川県エリアでは今年秋頃のオープンに向けショールームの開設準備が進められている。
阪神サンヨーホールディングスグループの㈱サンヨーオートセンター(兵庫県 川上 勉社長)が、BYD Auto Japan㈱(横浜市 東福寺厚樹社長)と国内でのディーラー契約を締結。香川県と岡山県で新店舗を出店し、販売とメンテナンスを提供する。
サンヨーオートセンターは、フォルクスワーゲン、アウディ、ジャガー、ランドローバー、メルセデスベンツの5ブランド、26拠点を運営。BYDが加わり6ブランド28拠点体制となる。
香川県内ではフォルクスワーゲン高松、アウディ高松を高松市伏石町二一三六︱一一で運営しており、BYDショールームのオープンまでは同所にBYD AUTO高松の準備室を設置。
新店舗のオープンに先立ち、両県の開設準備室で1月31日よりミドルサイズSUV「ATTO3」(メーカー希望小売価格440万円〜)の受注の受付をスタートした。
準備室の営業時間は平日9時30分〜19時、土日祝9時30分〜20時。水曜日定休。☎050-3091-4888
「EV界の黒船」と呼ばれ、1月にサンメッセ香川で開催された香川輸入車ショウにも出展し、多くの自動車ファンを惹きつけたBYD。デザイン性、性能、コストパフォーマンスに優れると評価されており、輸入車ブランドでユーザーからの高い信頼を得ているサンヨーオートセンターが正規店として扱うことにより認知度を向上、県内でも高い注目を集めそうだ。
BYD Auto Japan㈱は、2025年までに全国100店舗以上の出店を計画。年内に計3車種の電気自動車を発売する予定。