10月5日号
高松信用金庫(大橋和夫理事長)は、他金融機関ではできない取引先に寄り添った支援をおこなう「たかしんリーダーズクラブ」の発足式を9月13日、THE CHELSEA(高松市香川町)にて開催した。
たかしんリーダーズクラブは、信用金庫の強みである「Face To Face」を活かし、他金融機関ではできない取引先に寄り添った支援を行うべく、今年4月に設立。
会員相互の緊密な連携のもと、「出会い」と「学び」を創出することで、経営者の資質の向上に寄与し、企業の発展を図るとともに、地域社会の繁栄に貢献することを目的としている。
また、会員同士の異業種交流会を通じて、会員間の連携やビジネスマッチング等、今後のビジネスに繋がる機会の創出にも繋げていく。
取り組み内容は次の通り。
▽異業種交流を通じて会員間の連携やビジネスマッチングをおこなう▽経営セミナーを集合型とオンラインにて年間10回以上開催予定▽クラブイベントとして、全会員向け&ブロック別交流会の実施▽販路拡大・人材採用の課題に対して、HP作成サービスの実施▽補助金の課題に対して、情報発信サービスの活用▽業務効率化に向けた契約書・社内規定サービスの活用等の実施。
組織体制では、同金庫の推薦による事務局の総意により役員を選任。
会員事業者がクラブ役員に就任することで、事業者の意見を迅速に伝達できる体制を構築している。
役員には、喜久山知哉会長(㈱日進堂 代表取締役社長)、緒方良一副会長(四国司法書士法人代表)、住田 浩監事(高松パレス㈱ 代表取締役社長)が就任。大橋理事長は特別顧問を務める。
参加事業者数は約190事業所(9月13日時点)。
運営は、全国の金融機関と提携し、中堅中小企業向けに各種経営支援サービスを提供するインクグロウ㈱(東京都 鈴木智博社長)と連携しながらマネジメントに努めていく。
当日、会場には県内企業の経営者や関係者等約140名が足を運んだ。
開催に先立ち大橋理事長が登壇。「当クラブの主役は会員事業者の皆様であり、会員による会員の皆様のクラブであり続けられるようサポートに徹していきたい」とあいさつの後、「名実ともに地域№1の会員組織となることを掲げ、弊金庫と会員の皆様が一丸となって地域社会の繁栄に貢献していきたい」とビジョンを述べ、地域経済の活性に意欲を見せた。
運営を務める鈴木社長は「多くの中小企業が元気になれば、地域も活性化していくもの。当クラブでは経営者の皆様が元気になるための取り組みに尽力していきたい」と挨拶。
役員挨拶にて喜久山会長は「昨今は、業界を問わず人手不足が深刻化している中、これまでの働き方に囚われるのではなく、経営者自身が時代の変化に対応していかなければならないと感じている。
様々な経営課題を解決するために、『学び』と『出会い』を提供していけるような会にするとともに、企業・地域の発展のために取り組んでいきたい」と、方向性は明確。
事業者に寄り添う信用金庫と共に、同クラブを通じた相互発展・地域発展に期待が寄せられる。