10月25日号
(一社)香川経済同友会(佐藤哲也代表幹事・松村英幹代表幹事)と(一社)岡山経済同友会(梶谷俊介代表幹事・中島義雄代表幹事)合同による、「第34回 岡山・香川経済同友会幹部交流懇談会」が10月5日に開催された。
当日、両県同友会代表幹事、会員等37名が出席。
両会は㈱瀬戸内海放送を訪問し、災害に強い放送拠点設備や新しい働き方を促進するオフィス環境などを視察。
その後、マイクロバスで弓絃葉(高松市屋島西町六七八︱六〇)へ移動し、両県の経済同友会の主な活動報告をおこなった。
開催にあたり佐藤代表幹事は「両県の取り組みを積極的に情報共有しながら、互いの力を合わせて経済界の発展に繋げていきたい」と挨拶。
続いて梶谷代表幹事は「様々な情報を交換しながら、万博や瀬戸内国際芸術祭などを共に盛り上げ、世界に瀬戸内エリアを発信していきたい」と意欲を見せた。
その後、岡山経済同友会活動報告では、新型コロナウイルス感染拡大が国内でも見受けられるようになった当初、全国に先駆けてマスクの支給や陽性者が出たときの対応・営業体制の構築など、各社のBCP対策の事例が紹介された。
香川経済同友会では、長戸正二委員長(四国新幹線導入推進特別委員会)が、全国の新幹線の整備状況を踏まえながら「四国新幹線実現に向けての課題」について発表。
瀬戸大橋線は、既存の新幹線(下り線)と在来線(上り線)の横側に新たな線路を設置することで、計四車両が走行できるように計画している。
開通後は、新大阪に1時間以内、四国各県へのアクセスが1時間前後となるなど、アクセス性の向上が期待されている。
その他、岡山で期待できる波及効果として、岡山・四国間の流動量の増加やインバウンドの拡大などが挙げられるなか、新幹線実現に向けて参加者相互で活発な意見交換がなされた。