11月25日号
「おいでまい」委員会(尾崎英司会長)は県オリジナル米「おいでまい」をはじめとする「さぬき米」と県産食材がコラボした新商品「さぬき応援むすび」を11月8日〜2024年2月末まで県内量販店及び飲食店等23社29店舗で販売する。
キャンペーンは、商品を購入し、【香川県】「おいでまい」委員会をLINEで友だち登録、購入した店舗で二次元コードを読み取りスタンプを取ると、トーク画面に応募フォームが届く。必要事項を入力すると、抽選で100名に「おいでまい」パックごはん3食分が抽選で当たるというもの。
新商品は、9月中旬に委員会が事業者を募集し、23社が県産品を使用し、25商品を開発した。
最近では希少価値の高いさぬき蛸を使用したもの、うどん出汁で炊き込まれたもの、オリーブはまちなどなどの他、塩や海苔にもこだわった逸品揃い。日本のファストフードでありながら、地元産品で旨さにこだわり抜いた「おむすび」に出会えるキャンペーン。見逃さないよう、HPから詳細をチェックして欲しい。
新商品発表会で、池田豊人県知事は「中食の目玉であるおむすびに着目し、全国的に家庭での炊飯が減るなか、県民に多く県産米を食べて貰うことが重要。生産者と消費者が互いに応援し合いながら県産品の消費拡大につながって欲しい」と挨拶した。
香川県農業協同組合の村川 進代表理事は「1900年代前半、日本人は一人当たり米を年間120kg、2俵余りを消費していた。2000年に入ると半減し、2020年代は一人50、8kgにまで減少している。食生活の多様化、少子化等理由はあるが、県内の米の品種、おいでまい、コシヒカリ、ヒノヒカリ、あきさかり、どの米も実るまで八十八回の手間がかかると言われ、それ以上の心配や管理をして農家が丹精込めて作っている。新しいおむすびで国消国産し、運輸にかかるCO2の削減、SDGsにもつながると訴えていきたい」と語った。
おいでまい生産者部会では、今年のおいでまいも、粒張りが良く、プリプリした米に仕上がっているとのこと。雨が少なく水源を溜め池に頼ってきた香川県。温暖化で、これまで努力した米の評価も高くならなかったが、暑さに強い「おいでまい」の登場で、全国的にも高評価の米が出来上がっている。新米シーズンは「さぬき応援むすび」で、地元の旨い米、県産品を味わってみてはいかがだろうか。販売店舗はHPで確認を。