4月5日号
2025年3月の開館を予定する「あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)」のスペシャルアンバサダーとして、(公社)日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の初代チェアマンである川淵三郎氏が委嘱された。
(公財)日本サッカー協会(JFA)や(公財)日本バスケットボール協会(JTL)などの会長を歴任し、現在は(一社)Entertainment Committee for STADIUM・ARENA(ECSA)の代表理事会長を務める川淵氏は、スタジアム・アリーナ運営の卓越した実績と知見を生かして、運営全般に関する各種助言を呈しながら、同施設や同施設利用団体の情報を全国各地に向けて発信していく。
着々と工事が進む施設を眼下に望む会場で開かれた委嘱式では、施設設置者の池田豊人県知事から川淵氏へと委嘱状が授与された。
指定管理者の香川アリーナコンソーシアムからは、代表企業である穴吹エンタープライズ㈱(高松市)の三村和馬社長が登壇し、現在の心境を披露。
「今回のご就任は、香川県のみならず、四国や瀬戸内エリアの人々に多くの歓喜と便益をもたらすものと確信している。任期は設けず、あなぶきアリーナ香川の行く末を末永く見守っていただくとともに、広くお力添えをいただくことを切にお願い申し上げる」とあいさつした。
池田県知事は「川淵氏のサッカーキャリアの出発点は、高松市で開催された西日本大会だったとお聞きした。このご縁が、今回のご就任につながったのではないかと感じているところ。川淵氏にはぜひこれからたくさんのご指摘、ご指導をいただき、共に素晴らしいアリーナを育てていきたい」と喜びを露わにした。
川淵氏は「このアリーナは借景となる瀬戸内海の景観も素晴らしく、完成すれば日本を代表するアリーナになることは間違いない。これほど素晴らしいアリーナは、日本中を見渡しても、今のところ他にない」と絶賛。「香川ファイブアローズの皆さんにも、このアリーナで試合をするという夢を持って頑張っていただきたい」と激励の言葉を贈った。
会見後には、㈱ファイブアローズ(高松市)の生岡直人社長が川淵氏の元へ。池田県知事らを交えて、和やかに言葉を交わしていた。