4月15日号
㈱トライアルカンパニー(福岡県福岡市 石橋亮太代表取締役)は、四国地方初の店舗となる「スーパーセンタートライアル丸亀店」(丸亀市塩屋町1-8-22)を4月3日㈬にオープンした。同社の317店舗目となる丸亀店は、全国216店舗目のスマートストアとして、四国地方に新風を巻き起こす。
スマートストアとは、世界初の小売に特化した「リテールAIカメラ」や、セルフレジ機能付きの買い物カート「レジカート」等、サイネージトライアルが独自に開発したIoT技術やAIを導入し、データの利活用をもとに新しい購買体験を提供したり、効率的な運営を可能にする店舗形態。
「レジカート」とは、タブレットとバーコードリーダーを搭載したカートで、通常のレジを通さずに会計ができる、レジの待ち時間がないストレスフリーの買い物体験を実現する。丸亀店では「レジカート」を80台導入し、これにより同社の稼働台数は1万9500台となり、世界一の稼働台数となった。
トライアル専用のプリペイドカードをスキャニングすることによりカートが使用できるようになり、消費者は商品のバーコードをスキャンしながら買い物をし、専用ゲートを通過する際にプリペイドカードのチャージ額から買い物金額が引かれるようになっている。またプリペイドカードに登録された顧客の属性、購買履歴等のデータに基づき、クーポンやおすすめ商品などが配信される。
また店内には25台のインストアサイネージも設置されており、訴求コンテンツを配信するなど、売上増につなげている。
オープン当日は雨にもかかわらず二百名を超える来店客が並び、その人気の高さがうかがえた。
スーパーセンタートライアル丸亀店の売り場面積は五一二六㎡で、アイテム数は食料品から家電まで約五万点。24時間営業。
同社のマーケティング部 野田大輔部長は「IT技術を導入し、お客様により合理的に買い物をしていただき、地域のお客様に支持されるお店として頑張っていきたい」と意欲をみせていた。
近隣にはスーパーやドラッグストア、ホームセンターなどがあり、激戦区の中、同店の奮戦が期待される。