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5月25日号

 5月2日、よい仕事おこしフェア実行委員会(事務局、城南信用金庫)は観音寺信用金庫(須田雅夫理事長)を協賛に三豊市(山下昭史市長)と地域の活性化と産業の振興に関する包括連携協定を締結した。
 香川県では、さぬき市、東かがわ市、三木町に続き4件目。全国の自治体では、66番目となり、全体では125番目。
 よい仕事おこしフェア実行委員会は、全国253信用金庫、中央省庁、県、市区町、マスコミ企業等(中小企業1万3151社)の他、大学、学校等が参画し、幅広いネットワークを広げている。
 昨年は、継続して開催している商談会「よい仕事おこしフェア」を東京ビッグサイトで開催し、2日間で3万人を超える来場者を迎
えた。今年も、12月3、4日に開催予定。都心部での地域の魅力発信に、2017年から始まった「興し酒プロジェクト」では、日本全国47都道府県の米をブレンドした日本酒『絆舞』を醸造。2023年は308地域が参画し、香川県からも「おいでまい」が使用されている。
 よい仕事おこしフェア実行委員会、事務局の城南信用金庫(東京都品川区)の川本恭治理事長は「三豊市には初めて来たが、この地の素晴らしい魅力を日本中、一人でも多く知ってもらいたいと取り組む。


 協定締結を記念し第一弾として、高麗人参スプラウトでクラフトビールの生産を始める。試食し、生産者から体に良いと聞いたスプラウトの魅力を発揮させたい」と話す。
 高麗人参スプラウトは、高瀬茶業組合(香川英則理事長)が、2022年から栽培を始めた。現在は月に5〜6千本を都内レストラン、地元百貨店等へ出荷している。初めてのクラフトビールへの使用について「高麗人参スプラウト独自の苦味がビールになってどのような味わいになるか楽しみ」とコメントした。
 クラフトビールは、今年8番目の仕込みとなる予定。スタートした2021年からは全国で29番目となる。330㎖、500本を製造し880円で羽田にある「よい仕事おこしプラザ」、製造元の㈱大鵬が羽田で運営するレストラン等で販売。1本につき100円を地域へ寄付するもの。ラベルや商品名は、今後、三豊市で決めていく。
 三豊市では「地元の様々なアイデアとトライが身近な信用金庫から全国に広がることは、三豊の活性化だけでなく日本全体が活性化する取り組みと考えている」と山下市長は述べた。
 また観音寺信用金庫の須田理事長は「都市部に強みのある城南信用金庫の運営、後押しを頂けることは心強い」と地域の盛り上がりに期待を込めて話している。


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