10月5日号
「第13回 高松空港エアライン誘致等協議会」がこのほど、高松商工会議所にて開かれた。
同協議会は、高松空港エアライン特定運営事業等パートナーシップ協定の締結者である高松空港㈱(小幡義樹社長)及び香川県のほか、地元自治体や経済、観光等の関係団体11団体で構成される。
今回は、インバウンドを中心に旅客数が回復してきている高松空港の現状に加え、国内線及び国際線の利用促進に向けた取り組みや、ターミナル増改修の取り組みをまとめた「高松空港と地域の活性化プラン2024年度・中間報告」について説明された。
24年度上期の振り返りでは、国内線は昨年度とほぼ同水準で推移するものの、国際線のインバウンド需要が牽引。4月〜8月の旅客数合計は84万7199人(前年比109%)と、全体としては昨年度を上回るペースで推移しており、コロナ禍前の水準に回復していると発表。
沖縄線・成田線では観光需要が増加している一方で、羽田線ではビジネス需要の回復が頭打ちとなっている。国際線では、旺盛なインバウンド需要を背景に東アジア4線の復便・増便により好調に推移している。
また、3月31日からはスターラックス航空による台中からのインバウンド定期チャーター便が運航、7月18日にはソウル線(ジンエアー)がデイリー運航で新規就航するなど、新たな動きが出ている。
24年度下期の取り組みでは、今後の国際線の更なる受入容量拡大と利便性向上を目的とした国際線旅客ターミナルビルの増改修を計画中。
加えて、国内線の利便性向上に資する国内線旅客ターミナルビルの改修等についても、順次着手予定。
その他、開港35周年イベントの実施、タイ、ベトナムなど新規路線開拓に向けて航空会社への働きかけ、チャーター便誘致・エリアの認知度向上への取り組みも継続していくと発表された。