12月15日号
(一社)香川経済同友会(松村英幹代表幹事・関谷幸男代表幹事)はこの度、池田豊人知事と大西秀人市長に向けて、地元経済界が誘致を目指す「四国の新幹線」の駅を、「サンポート高松」に設けることを提言した。
同会では、2021年に新幹線高松駅の候補地として、JR高松駅付近を含めた4ヵ所の提言をおこなっていた。
こういった中、高松地域においては「高松環状道路」の整備に向け、概略ルートの比較検討が進められており、3つのルート案はいずれもサンポート高松周辺を通る案となっていたことから、今回の提言では新駅の候補地を絞り込んだ。
池田知事への提言がおこなわれた県庁には松村代表幹事と関谷代表幹事等が出席し、提言書を知事に手渡した。
提言では、県立アリーナや外資系ホテル、徳島文理大学高松キャンパスの建設が進むサンポート高松周辺における、新幹線高松駅と公共交通ネットワークの将来像の検討や、新幹線整備等を考慮した、高松環状道路計画の検討について求めている。
池田知事は「四国の新幹線を実現するには、国が整備の方針を示してくれなければ県としても動くのが難しい」と述べ、長期化が予想される整備を踏まえ、早く取り組められるように国を動かす必要性を述べた。
て「四国新幹線整備時には高松市サンポート地区に駅の誘致を」とした提言書を提出している。