1月5日号
1989年(平成元年)に開港した高松空港が2024年に35周年を迎え、記念式典が開催された。来賓として訪れた国土交通省大阪航空局はじめ航空関係者、地元自治体、経済関係者43団体が見守るなか、記念アトラクションとして、県立高松東高等学校(2年6名、1年5名)の書道部『書道ガールズパフォーマンス』がおこなわれた。
「多くの人の出会いと別れ、思い出の詰まっている空港に、新たな出会いと今後の発展の願いを込めた」と、大きな「飛翔」の文字を書いた。
高松空港㈱の小幡義樹社長は、各団体への感謝を丁寧に述べ、また「次の40年、50年を目指し、四国瀬戸内の玄関口として、より多くのお客様に利用して頂けるよう、安心安全は空港が提供する最高のサービスと取り組んでいく。2027年夏ダイヤからの共用を目指し、国際ターミナルの改修も決定した」と挨拶。
1989年、2500mの滑走路で始まった高松空港は、プロペラ機が離発着する場所として、近隣住民からは「ジェット機の飛ぶ空港へ」と望まれて発展してきた。
国土交通相大阪航空局の石井靖男局長からは「大型機は困難であると、2種として始まったが、高台に位置し、災害時の輸送拠点として、また民間ならではの取り組みが進められた。開港間もなくのコロナ禍だったが、近年では着実に回復し2025年の瀬戸内国際芸術祭を迎える」と期待を寄せる言葉を贈った。
式典の最後は、全員で紙飛行機を飛ばし、大きく飛翔する高松空港の未来を願った。