2月5日号

四国経済連合会(長井啓介会長)、四国生産性本部(宮本喜弘会長)主催の「2025年度 四国新年交流会」が1月14日、高松国際ホテル(高松市木太町)瀬戸の間にて開催された。
会場には両団体の会員や来賓はじめ、関係者等約470人が出席した。
主催者挨拶にて長井会長は「昨年は、自然災害の脅威を思い知らされる一年であり、改めて南海トラフ地震への対応力強化をはじめ、四国のレジリエンス向上に向けた取り組みを、迅速かつ着実に進めたい。
特に、四国の新幹線や高速道路「四国8の字ネットワーク」といった高規格交通インフラは、時間距離の短縮を通じた人流・物流の促進効果が極めて大きい。
自然災害に強く、被災後の復旧・復興を支える機能も有していることから、一日も早い整備が待たれている。
2025年は、『四国から明るい話題を提供し、四国から日本を元気にする』という気概を持って、諸課題に果敢にチャレンジし、四国創生に向けた飛躍の年となるよう、オール四国で取り組んでいきたい」と発表。
四国経済産業局の小山和久局長は来賓を代表し「永きにわたってコストカット経済が続いてきたが、今後は『賃上げ』と『投資』による成長経済への転換を確実なものにするため、物価高に負けない持続的な賃上げを実施し、更なる消費と投資に繋いでいく必要がある。
当局としても、これら課題の支援策を四国管内企業に積極的に活用して頂けるよう取り組んでいきたい」と意欲を見せた。
その後、四国生産性本部の宮本会長より「今年は乙巳(きのとみ)と言われるように、変化や再生を繰り返しながら発展していく年。様々な課題に対応するためには、皆様方の連携・協調が必要不可欠であり、是非とも一丸となって四国を大いに発展させていきたい」と挨拶し、乾杯の発声で開宴。
その後、出席者による賀詞交換会が行われ、参加者は今年の抱負や方向性などについて話し合いながら交流を深めるなか、四国の新幹線応援キャラクター「つなぐん」も駆けつけ、四国の新幹線実現に向けて士気を高めた。
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