4月5日号

徳島文理大学高松駅キャンパス(高松市浜ノ町8-53 田村禎通学長)の開学式が3月11日に開かれた。
新キャンパスの概要は次の通り。
敷地面積:約2000坪。高さ:最高88.8m。東棟:地上18階建て、地下1階。西棟:地上8階建て。
本キャンパスは、さぬき市にある11.6haのキャンパス機能を、四国の玄関口であるJR高松駅の隣接地に移転・集約。
総合政策学部の経営学科を新設したことに加え、CTやMRIなど医療設備の充実性を図りながら、5学部10学科3研究科を設け、研究施設、食堂、大講義室、図書館、体育館からなる「都市型キャンパス」として整備された。
施設は地上18階・地下1階の高層棟(東棟)と地上8階の低層棟(西棟)からなり、施設中央にEV・エスカレータを集約することで効率的な移動動線となった。
高層棟(東棟)は主に研究室・講義室で構成され、1階には食堂、地上18階には瀬戸内海を見渡す茶室と展望デッキを配置した。低層棟(西棟)には音楽ホールとしても利用できる800席の大講義室、図書館、体育館を設け、屋上に人工芝の屋外運動スペースを配置。
図書館は6・7階の施設中央に設け、立ち寄りやすく協働学習が可能な学びと交流の拠点となるよう計画した。
その他、建物各所のラウンジ整備、食堂の営業時間外の学習利用への活用など、学生の居場所の充実を図っている。
敷地の東西にはエントランス広場、薬草園を設け地域に公開された都市空間を整備するとともに、正面玄関となるピロティ空間には敷地の高低差を活かしたベンチを設け、地域との交流促進を図っていく。
同日、開学式には約300人もの来賓や関係者等が出席。
田村学長は「これまで以上に、学生の通学はもとより、地域・大学間との連携推進に期待できると考えている。今後も大学の使命である教育・研究・地域貢献を一層、推進していきたい」と式辞を述べた。
続いて村崎文彦理事長が登壇し、「それぞれの建学精神があり、創立者の想いや建学精神に共鳴した方々が集い、学び、さらに次代へと繋ぐことができるのが私立学校。これまで積み重ねてきた想いのもと、さらに想いを重ねて参りたい」と述べた。
その後、関係者と来賓等によるテープカットで開校を祝うとともに、四国に2つの玄関口をもつ大学として、さらなるブランド力の向上を目指す。
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