2月5日号
新鮮市場きむら(高松市太田上町 木村宏雄社長)の取引業者会きむら会は1月16日、新年会を開催。木村社長は挨拶で、今年は岡山市と高松市林町へ出店することを発表した。
会場となった高松国際ホテルには、取引業者ら約300名が出席。会員が一体となって同チェーンを支え、消費増税の難局を乗り越えていくことを誓った。
開会の辞は、谷本憲秀きむら会理事長(㈱タニモト社長)が担当。来賓挨拶は高松市議の三笠輝彦氏と岡下勝彦氏が登壇、地元活性化には元気な地元企業が不可欠と話し、同社の一層の発展に期待を寄せた。
次いで竹内信夫同会長(旭食品㈱副社長)、小林隆夫副会長(加藤産業㈱常務取締役)が会員を代表して、次のように祝辞を披露している。
「流通業界では総菜・調理食品の消費額が伸びているが、新鮮で美味しい生鮮品の需要に応えていくのがきむらの独自戦略。そしてニーズに着実に応えている(竹内会長)」「香川に赴任していた11年前に比べ、同社は目覚ましい発展を遂げた。木村社長の大胆にして緻密な戦略の賜物だと思う(小林副会長)」
挨拶に立った木村社長は、
「流通業界ではイオンとイトーヨーカ堂の二大スーパーが、地方のスーパーを傘下とする再編が進んでいる。またドラッグストアなど垣根を越えた競争が激化している。
こうした中で地元スーパーが生き残るには、地元のお客様の声に応えた小回りの利く店づくりを進めていく以外に道はない。当社は生鮮品に特化した独自路線を推進している。
昨年末の売上は前年比110%となり、生鮮はきむらと評価して下さっているとの手応えを感じている。
岡山県都へ進出し、初の複合型店開発に乗り出す、今年は勝負の年だ。このチャレンジが成功すれば、売上高三百億円へのステップとなる。
大手との厳しい競争に勝ち抜くために、社員教育にも取り組んでいる。そして当社だけの力では、競争を勝てない。会員企業の力を借りて、そして当社は売上増で会員の支援に応えていきたい」と力強く抱負を述べた。
二大新規プロジェクトで勝負
新鮮市場きむらでは、今年前半に二店を新規出店させる。
ひとつは岡山県三号店で、岡山市内初出店となる「岡山大供店」。岡山市役所至近にて、4月中旬にオープンする。
もうひとつは、6月開店予定の高松市林町の新設店。ドラッグストア、歯科医院、クリーニング店を加えた初の複合型商業施設を開設する。
同店は敷地3500坪の大型店で、同社は香川・岡山で今後3000坪の用地の確保に努め、同様の店舗を出店していく計画だ。
なお同チェーンは11月29日、㈱きむらホールディングスを新設し、運営会社㈱きむらを傘下に置く持株会社経営に移行した。これは、食をテーマに今後事業領域を拡大していくためのもので、子会社新設で新たな事業分野にチャレンジしていく。
ホールディングスの経営陣は、代表取締役が木村宏雄氏、取締役が木村みどり・木村慎祐の二氏、監査が田中千里氏。みどり氏は木村社長夫人で専務取締役、慎祐氏は子息で常務取締役。
新鮮市場きむらは香川・岡山で12店を運営。25年8月期の売上高は117億円、従業員735名。
http://www.skimura.jp/
目次
- 話題の人物インタビュー
さぬき映画祭 ディレクター 本広克行氏 - 今年前半に岡山・香川で2店オープン 新鮮市場きむら
- 新ショールーム「住まいの相談館」オープン ㈱日進堂
- 国際研修協力機構と業務協力 百十四銀行
- 県下3棟目のアルファリビングを開設 あなぶきメディカルケア
- ユーリックホームがaa(ダブル・エー)の高格付けを取得
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