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5月15日号

 5月3日、高松市常磐町商店街の旧高松OPA跡地に、高松いろは市場」がオープンした。施設は2004年に閉店したOPA跡地のビルの1階部分(床面積約2千㎡)を、事業費約1億6千万円をかけて改装。テナント用整備区画、約40のうちテナントの9割が飲食店とする屋台風の商業施設。この日は、全体の6割にあたる、22店舗での営業開始となった。
 モデルとなった高知の「ひろめ市場」の設立に携わった岩目一郎氏と、ビルを所有する常磐興業(高松市常磐町一蝟九蝟一 溝渕宏治代表)、紳士服販売の一や(高知市)が事業体として運営会社「㈱街援隊」(高松市常磐町一蝟四)を設立し、運営を担当している。
 テナントは地元香川からの出店が大半を占める。移転や他店舗展開での入居店だけでなく、同施設のオープンを機に独立や開業する店も多い。残りの一部が、高知や兵庫等県外からの出店。今後、6月に4区画、その後6区画を加え、7月20日には全40区画がフルオープンの予定。


 現在26%と言われる同商店街の空き店舗率。しかし、オープン初日の食事時には、近年にはなかった大勢の人通りがみられ、その影響は南新町商店街にも及んでいたようだ。
 正午、施設前で開かれたオープニングセレモニーの前後でも、常磐町商店街でみる久しぶりの人だかりがみられ、賑わいをみせた。
 平日で3000~3500人、休日で4000~4500人、年間150万人の来場者と売り上げ10億円を目指す。
 テナントや施設の特性上、時間帯による変動もあろうが、日常的な利用に繋げることと、客の滞在時間を伸ばしてくことができれば、継続した賑わい創出に繋がる機もある。今後の残りのテナントの営業開始と共に各店の商売や、町の賑わいを育てていってくれることに期待したい。

イオン電子マネーWAONとめぐりんサービスを導入

 いろは市場の利便性に大きな役割を果たすのが、地域共通ポイントとして香川県で「めぐりん」サービスを提供するサイテックアイ㈱(高松市上林町309-1 善生憲司社長)だ。市場の各店では、イオンの電子マネー「WAON」と地域共通ポイントサービス「めぐりん」が提供される。
 その魅力から、消費者に支持を得て、2009年6月のスタート以来、累計発行部数が約10万枚、加盟点数は、予定も含め約250店舗、年間のWAONの決算額が35億円規模にまで成長している。このカードサービスは、支払時のお客の利便性、店の業務やサービスの簡略化はもちろんのこと、ポイントをためている多くのサービス愛用者等からの、新たないろは市場の顧客開拓、リピーター作りに一役買いそうだ。


目次

  • トップインタビュー
    ㈱船井財産コンサルタンツ高松 代表取締役社長 竹本正憲氏
  • 常磐街商店街再生の起爆剤として期待 高松いろは市場
  • 経常益66%増の決算発表 (株)和田コーポレーション
  • イオン高松東店の農産売場を、マルナカが運営受託
  • 7棟のモデル住宅が並ぶ展示場を開設 (株)ダイエイハウス
  • 善通寺の人気洋菓子店が高松第1号店オープン (株)モリンホールディングス
  • 外食七業態を展開する(株)香川フードサービスが30周年
  • 同友会高松第5支部が「陸前高田『絆』プロジェクト」立ち上げ
  • タナベ経営と連携し経営塾を開講 生駒学税理士事務所
  • 香川県健康管理士会が設立3年目で講演会を初開催
  • 高松・トキワ街に豚まん専門店をオープン 廣東料理中國酒家
  • 古馬場に誕生した燻製料理の専門店 香房 風雅
  • 四国ツーリズム創造機構が24年度理事会を開催
  • 老舗の「うどんの庄かな泉」があえなく挫折
  • 高松港の国際化へ手狭のコンテナターミナルを拡張
  • 被災地支援で現地状況と活動を報告 美パワープロジェクト
  • 平成23年度高松空港の定期便利用者は前年比4.6%減
  • あなぶき興産(株)の高齢者向け住宅『アルファリビング』展開の狙い
  • 特別レポート
    生き残りに血眼の流通業界
  • ただいま着任
    香川県観光交流局 局長 岡 輝人氏
  • 今輝く女性
    百十四銀行営業統括部 香西志帆さん
  • PhotoTopics
    第八回あ・うんの数奇大茶会
    四国銀行高松支店
    ローズコート
  • グルメレポート 絆

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