菓子工房ルーヴ（高松市鹿角町290-1　藤井二郎社長）は、４月19日に、新店舗「さぬき菓子工房 おんまい」を丸亀町商店街グリーン西館１階にオープンした。
　店名の「おんまい」は、讃岐（香川県）の方言でお菓子のこと。
　現在の高松市番町店と鹿角町の空港店の店とは異なる、新しいテーマ、スタイルの新店だ。
　商品構成も、ほぼ全てのものが「おんまい」でしか手に入らない、パティシェ渾身の逸品を揃え、従来の２店舗とは棲み分けをする。

---

　洋菓子、和菓子のジャンルにとらわれず、香川県産の素材を使った菓子や、身体にやさしい提案型スイーツを中心に展開。香川県が生み出した甘味料、美味しさ、甘みはそのままに、カロリーオフだけでなく、体に良い効果効能を持つとされるさぬき新糖や、食糧自給率ＵＰの観点から注目が集まる米粉を使ったスイーツ等、約30アイテムを用意。その中のケーキ等、生菓子も一工夫されている。併設のイートインスペース（カウンターテーブル、テラス席あわせて17席）や、オフィスに持ち帰って食べやすい様、テイクアウトのしやすさを追求したカップケーキを12種。（350円～）従来のケーキとは違った品揃えにした。
　また、ケーキ作りの楽しさも味わえる、ルーヴオリジナルのスポンジ、生クリーム、チョコプレート、デコレーションブックがセットされた「デコレーションキット」（大きさにより1890円と2415円）も新発売。食べる楽しみだけでなく、オリジナルのケーキを自らの手で作る過程も楽しんでもらいたいという新発想の商品だ。
　この他、テイクアウト用のドリンク類も10種類ほど用意。人気の和三盆ロールを載せた、ワッフル生地のカップに盛ってくれるソフトクリーム「濃厚ソフト＆和三盆ロール付」も人気となりそうだ。
　イメージテーマは「懐かしいが新しい」。このコンセプトを軸として、愛されてきた懐かしのお菓子を現代版にアレンジし、新しさを加えて復刻させた商品を今後も随時発表していく予定だ。
　店内のデザインにもこだわった。新ブランドのコンセプトにあわせて香川県がモチーフとなった、あたたかみのあるイラスト「おんまい絵巻」や、工房の様子や県内の様々な名所を紹介するモニター、お菓子にどんな素材が使われているかがよくわかるディスプレイ等、店の随所に香川県生まれのものが飾られ、見て楽しめる空間になっている。
　ルーヴは今年34周年。30年目を機に、県産品を取り上げ、進めてきたルーヴ全体のコンセプトが、地域との結びつきや、エコロジーを意識した、丸亀町のコンセプトとマッチング。丸亀町グリーンへショッピングにきたついでに立ち寄って、スイーツを楽しむ、お土産を買い求めるなど、これまでの単独店舗とは違う『ついで買い』需要から、新たなファンづくりにも期待を覗かせる。
　「『おんまい』では、今まで菓子工房ルーヴで挑戦したことを礎に、新たな讃岐スイーツを総合的にプロデュースします。香川の素材を中心としたお菓子や身体にやさしい新スタイルのお菓子に特化した、新しいルーヴを知って頂きたいと思います。」（広報担当　山亀氏）
　素材の生産者や、パティシェの作り手の愛情や、郷土愛がいっぱい込められた逸品たち。ここから新たな讃岐のお菓子。おやつ文化が育まれていきそうだ。
　営業時間は11時～20時。年中無休。
TEL087-811-7557

---

---