ベルモニー平安閣グループ（高松市勅使町196-1　武智康行社長）は、同社の葬祭会館の第一号となる「ベルモニー会館勅使」の改築工事をこのほど完成し、11月10日から５日間、リニューアル記念見学会を開催。初日には750名が訪れるなど多くの方が新会館を見学した。
　「ベルモニー会館勅使」は国道11号線沿い高松市勅使町一九六蝟一に立地。昭和54年にオープンし、昭和58年にフューネラルホールとしてリニューアル、平成11年にも二回目の改装を行い、時代のニーズに即してきた。同社でも最大規模の会館として、社葬や団体葬など重宝されている地域随一の施設である。
　今回、これまで32年にわたる経験と、多くの利用者の声、最近建築された同社の新会館の特徴などを生かすため、社内にて多くの時間を費やしてコンセプトを固めた。結果、昭和54年からの部分は完全に建て替えると同時に、その後の増築部分は躯体のみを残して新しくするという新築に近い大規模なリニューアル工事を敢行。現時点で同社が持つ最新ノウハウが詰まった新時代の葬祭会館がデビューとなった。

---

　新会館の概要は鉄骨造３階建て、建築面積1563.21㎡、延床面積2595.43㎡。葬儀式場が３式場、家族葬ホール（縁）１式場、読経室１部屋、親族控室３部屋、法要式場１式場、会食室３部屋、ツインルーム型控室４室を擁する。駐車台数は約200台分を完備している。
　１階に新たに誕生した家族葬ホール〈縁〉～ゆかり～は約130個のキャンドルを使った祭壇を四国初導入し、正面玄関とは別の専用エントランスで同じ建物内ながら独立性を高めた。落ち着いた内装の式場の脇には、和室の控室を完備し、最新のマッサージチェアなどにより、くつろげる空間作りを工夫している。
　１階正面玄関には大型のピロティを設けて、雨天時でも濡れないように配慮。今回、初めて１階ロビー脇に喫茶コーナー（約30席）を設けて、ゆったりと会話が出来る場所を提供。また１階奥には更衣室を設置し、控室ではなく平服から喪服に着替えることが出来るようにしている。
　メインとなる２階は従来は着席各100名収容で仕切りを外して計200名、ロビーラウンジに椅子を並べ最大300名対応だった。これを今回２式場のサイドに設けたラウンジとの間のパーテーションを外せば計300名にロビー使用で最大400名規模の社葬や団体葬儀に対応可能となった。
　椅子も幅広の肘掛けタイプを用意。
　祭壇も現代祭壇、メモリアル祭壇といった新たな提案を行い、洋花主体の明るい祭壇は人気となっているという。
　２階には男女トイレやキッズルームも設置し、前会館より使いやすさは一目瞭然。３階のホテル仕様の控室は遠方からの参列者に嬉しい設備である。
　現在、同社の葬祭会館は県内では23箇所、うち高松市内では12箇所、四国４県では59箇所を擁している。
TEL.087-867-4441
　続いて11月25日には、「ベルモニー会館東山崎」別館がオープンした。

---

---