11月5日号
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(ホテル開業当時はANAホテルズ&リゾーツ)のフランチャイズホテルとして運営してきた全日空ホテルクレメント高松は、来年3月末のIHG・ANAホテルズとのFC契約期間終了により、4月1日付でJRホテルクレメント高松に呼称変更しリブランドオープンする。
運営会社は、JR四国グループの㈱ジェイアール四国ホテル開発(高松市浜ノ町1-1 木下典幸社長)から変更なし。
2001年5月に開業したクレメント。四国高松の玄関、サンポート高松に位置する四国最大規模の本格的シティホテルは、コンベンションの拠点として、また地元のパーティーや会議、ウェディング、宴会場として抜群の存在感を維持している。FC契約終了を控え、1年前より全日空ホテルグループからの離脱を含め今後の方向性を検討してきた。
木下社長は「ホテルは地域により立地条件や経営方針など特長がある。クレメント高松は地元の一番店としてこれからも愛され信頼されるホテルを目指すことが基本。そういう点ではIHG・ANAの戦略と相違もあった。
今後利用者ニーズに合うホテルとなるためには、独自のブランド展開が望まれることからJRホテルクレメント高松の名称に決定した。リブランドを機に5年計画でハード面のリニューアルを進めていく。」と経緯を説明。
ホテル開業前からクレメントに携わってきた一色 勉総支配人は、
「開業からしばらく宿泊関係では、関東や関西の利用者にクレメントという名称だけでは通用しなかった。そういう意味で全日空の看板の価値は非常にあった。
地元では当初よりクレメントの愛称で親しんで頂いているので、来春の呼称変更によるデメリットはないとみている。」と話している。
世界戦略がベースのIHG・ANAの発想と、あくまでも地方戦略を重要視するクレメントの思惑は必ずしも一致していなかったことが、離脱を決定した要因のひとつ。離脱によるメリット、デメリットはそれぞれあるが、将来的には大きなプラスになることだろう。
今年開業10周年を迎えた同ホテルは、毎年4月の開業周年記念講演会、美食会、夏のビアテラス、クレメント寄席、クリスマスディナーショーなどオリジナルイベントの数々が定着し、香川を代表するシティホテルの地位を築いた。
来春のホテル名変更の影響は、変更直後の宿泊などで最小限に止まるとみられ、ホテルクレメント徳島、ホテルクレメント宇和島、四万十の宿と並びJR四国ホテルグループの一員として、変わることなく地域に根ざしたホテルであり続ける。
宿泊や宴会、ブライダル、レストラン部門でリブランドに伴うオープン記念プランも提供する予定で、企画を検討中だ。
目次
- トップ対談
大西高松市長 VS 小竹高松JC理事長 - 来春ホテル名を変更「JRホテルクレメント高松」に
- かがわ県産品販路開拓プラン(仮称)の最終案提示
- 注目の新商品発売 (株)かねすえ
- 韓国の人気ドラマ「フルハウス2」香川ロケが決定
- アジア太平洋盆栽水石高松大会11月18日から開催
- JR赤羽駅の駅ナカ商業施設に「東京バル」オープン (有)テイスティーズ
- ことでん開業百周年関連記念イベント盛大に開催
- 若い起業家の事業に出資支援 (株)D・T・G
- 賃貸住宅オーナーを招きセミナーを開催 (財)日本賃貸住宅管理協会香川県支部
- 新ユニフォームで飛翔を誓う bjリーグ 高松ファイブアローズ
- 初のインプラント無料相談会を開催 (株)プロジェクト・マクロファージ
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櫻寿し