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6月15日号

 7月15日からの定期チャーター便運航を目指す春秋航空(上海市 王正華董事長)は、6月2日と5日に初のチャーター便を高松空港に飛ばした。第一便には母体となる上海春秋国際旅行社が主催したツアー客140名と、上海市の担当者や現地のマスコミ、春秋旅行社スタッフなど40名の計180名、満席で到着した。
 高松空港国際線ロビーには歓迎の飾り付けと琴の生演奏が流れる中、浜田知事はじめ県や市、観光団体等の関係者が並び、ロビーに出てくる到着客を直接歓迎した。香川への第一歩を記した旅行客達、一人ひとりに高松ゆめ大使が土産物を手渡し、嬉しそうに受け取っていた。また、マスコミからの取材を受ける光景も至るところ見られ、歓迎ムード漂う会場を記念写真を撮る姿も。


 王会長や浜田知事は、到着ロビー内で日本の取材陣の囲み取材を受け、震災後、初めてとなる百名を超える中国からの団体旅行客が、新設の航空路線で日本に来たことの意義を強調。今後、早期の便数増への期待も口にし、日本と中国の友好関係の新たなる第一歩に期待感を示した。
 一行はバス6台に分乗し、さっそく瀬戸大橋記念公園や善通寺などを見学後、高松中央商店街に到着。つかの間の買い物を楽しんだ。その夜は、花樹海で行われたウェルカムパーティーに出席。翌日は栗林公園を散策後、神戸、大阪方面に向かい6月5日の上海便で中国に戻った。
 一方、折り返しの上海便には、高松からの観光関連の10名からなる「香川県観光交流団」が搭乗。出発に先立って同空港内で行われた結団式では、団長の喜代美山荘の三矢社長が挨拶。「これまでも各地に出かけて交流を深めてきたが、本日は上海へのプログラムチャーターが実現したことで特別な思いでここにいる。香川の人物、食、瀬戸内海の観光地をしっかりPRしていきたい」。
 また天雲副知事からは、「香川県を大いにピアールするとともに、上海へ観光客が行きやすいような下地を作っていただきたい」。
 梅原県観光協会会長からは、「この就航は浜田知事と王会長の強い友情の結果である。勝負はこれから。いかに多くの人に香川に来ていただき、泊まっていただけるかを実現しなければならない。」とエールを送った。


目次

  • 先輩・後輩対談
    四国ツーリズム創造機構 事業推進本部本部長 平尾政彦氏
    香川県観光協会 専務理事 松岡勝哉氏
  • 高松空港7月15日初就航 春秋航空
  • 平成22年度決算は2期ぶり赤字 高松信用金庫
  • 「楽農ファーム 徳の市」オープン (株)平井料理システム
  • 20%大幅増益決算を発表 観音寺信用金庫
  • 戸建賃貸住宅「アルファコンフォートデュオ」完成見学会 あなぶきホーム(株)
  • ドコモが夏モデルの新商品内覧会開催
  • 今年度の事業計画を発表 (株)山倉建設
  • 空室の賃貸住宅を40日で満室 東海工業(株)
  • 間伐材を温泉ボイラー燃料として有効活用 ビレッジ美合館
  • 課題が見えてきた新県立中央病院移転新築問題
  • 女木島の桜を守れ、関係者が間伐作業
  • 忘れ得ぬ人たち4
  • グルメレポート 和彩料理 美膳
  • ただいま着任
    香川県栗林公園観光事務所 所長 古川京司氏
    イオンリテール(株)SC中四国事業部イオン綾川SC モールマネージャー 井谷光彦氏
    百十四銀行 取締役専務執行役員(代表取締役) 平尾幸夫氏

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