11月25日号
百十四銀行(渡邊智樹頭取)は、増収増益となった平成26年3月期中間期(平成25年4月~9月)単体決算を発表した。
まず「経常収益」は、将来の金利上昇に備えた債券の入替売買による国債等債券売却益の増加及び不良債権の減少による貸倒引当金戻入益の計上などにより395億円(前年同期16.9%増)を計上。
次に「経常利益」は、有価証券関係損益の改善及び与信関係費用の減少などにより、134億円(同240.3%増)と大幅アップ。
その結果、「中間純利益」は80億円(同244.4%増)とこれまた大幅に伸びた。
ただ銀行の本業の儲けを表す「コア業務純益」は、預り資産手数料の増加による役務取引等利益の増加、外国為替売買益の増加によるその他業務利益の増加があったが、市場金利の低下などによる資金利益の減少が響き、77億円(同2.3%減)と減益となった。
金融再生法開示債権ベースによる不良債権残高は、前期末比で45億47百万円減少し、752億74百万円に。また債権合計に占める不良債権比率は、前期末比0.22ポイント低下し2.88%となった。
貸出先の業況の悪化や破綻等により発生する与信関連費用は、△26億65百万円(前年同期34億22百万円減)と減少に転じた。
単体自己資本比率は、平成25年9月末現在で、11.26%と国内基準を上回っている。
次に連結業績は、経常収益434億45百万円(前年同期14.2%増)、経常利益百42億92百万円(同199.1%増)、中間純利益80億46百万円(同224.2%増)と大幅な増益をもたらした。
平成26年3月期通期の単体予想は、「経常収益」は国債等債券売却益の増加及び貸倒引当金戻入益の計上で700億円(前期比41億円増)を見越す。
「経常利益」は、有価証券関係損益の改善等で175億円(同86億円増)、「当期純利益」は100億円(同45億円)をそれぞれ予想。連結予想は、経常収益781億円、経常利益192億円、当期純利益101億円を見込む。
目次
- トップインタビュー
琴平バス㈱ 代表取締役 楠木泰二朗氏 - 「百十四銀行の中間決算は増収増益
- 第27回「香川経営研究集会」を開催 香川県中小企業家同友会
- トモニホールディングスの中間期は過去最高を更新
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高松若竹