6月5日号
(一社)香川経済同友会は、平成26年度通常総会を、124名(委任状158名)の会員出席のもと、JRホテルクレメント高松にて開催した。
代表幹事として挨拶に立った前田宗一氏は「地域経済の活性化に寄与できる提言として、以下「3つの活動軸」をもとに香川経済同友会らしい活動を行って行きたい。
一つ目の『香川に行こう』は、〝観光に来てもらう〟、〝企業に来てもらう〟、〝香川に住んでもらう〟ことである。
二つ目の『先達になろう』は、〝地域主権から〟から捉えること、〝地域をリードする〟はスポーツ・文化を活用すること。
三つ目の『仲間を作ろう』は、〝同友会は素晴らしい〟、そして経済・文化・教育を通した〝国際交流〟がそうです。
本年も委員会を通じて、地域経済の活性化に寄与できる提言を行って行きたい」と力強く決意を述べた。
次に役員改変では、新代表幹事に十川道信氏(㈱四国金矢機代表取締役社長)が就任。副代表幹事に西川隆治氏(㈱百十四銀行取締役常務執行役員)、松村英幹氏(高松商運㈱代表取締役社長)両氏が就任した。
幹事は神余智夫氏(㈱清和設計事務所代表取締役)が就任。なお退任代表幹事の川村延廣氏(百十四リース㈱代表取締役会長)は、特別幹事に就任した。
平成26年度も幅広い活動を展開して行くが、国際検討委員会の今年度の海外視察団派遣は、イギリス・ロンドンを視察先に9月下旬を予定。
他同友会との交流活動では、役員・委員長を対象に、第26回岡山・香川経済同友会幹部交流懇談会を9月に予定している。
退任挨拶に立った川村特別幹事は、「代表幹事に就任した年の暮れに政権の交代があった。そしてアベノミクスのアドバルーンが上がりました。地域に光が当たる成長戦略であって欲しいと思っている。
私が2年前に就任の際に、希少糖は香川を大きく変えるかもしれないと申し上げたが、それが現在は全国的に大ブレイクしている。
ただ讃岐ジオパークに関しては、一つの区切りの時期に来ていると思う。今後、香川県にご理解を得るには、私どもがより切磋琢磨しなければならないし、具体的な活動ビジョンを作る必要がある。讃岐ジオパークが、讃岐うどん、アートに続く香川の代名詞になることを望んでいる。
会員の皆さんには英知を結集して、産業、文化、教育、芸術を通して香川の活性化に取り組んで欲しい」と呼びかけた。
新代表幹事に就任した十川氏は、「JRを通して培った経験が、経済同友会のなかで少しでもお役に立てばと思っている。
香川においても瀬戸内芸術祭の開催、四国遍路の世界遺産登録、讃岐ジオパークの認定など世界に向けての活動が活発に行われている。
香川にも伝統的文化はたくさんある。これらを世界に発信する努力が必要だと思う。
同友会においても、会員の皆様と力を合わせて気持ちのこもった会にしていきたい」と抱負を語っていた。
目次
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第3回「アルッテ」芸術祭