9月15号
高松・丸亀町商店街にあって、大正15年に竣工し、国登録有形文化財として指定されている建物と言えば百十四銀行高松支店(高松市丸亀町15-7 善勝光一支店長)があげられる。
昭和20年7月の高松大空襲においても役職員の決死の消火活動により耐え抜き、焼け残った数少ない建物として、同行に語り継がれている。
丸亀町商店街にあるこの地は同行の創業の地であり、昭和41年まで本店があった地で同行行員にとって原点回帰の場所でもある。高松支店の南西の角地にはモニュメントが建てられ今も燦然と輝いている。大正時代、建物の建設は清水建設大阪支店(当時 清水組)が担当し鉄筋コンクリート造り2階建ての堅固荘重な造りに仕上げた。後に3階部分を増築、その後何回かの改修を加えながら今日に至った経緯がある。
ところが築後80年以上を経た平成21年に耐震性の不足を指摘された。しかし同行はこの歴史遺産に匹敵する建物を壊さず後々まで残すこととした。外観と室内の一部は建築当時のまま保存することを決め、2年後の平成23年3月から耐震補強工事が本格にスタートした。
工事進行中の昨年8月には、建物東南の壁に、戦時中、黒の塗料で迷彩柄に塗られた部分が発見され、大きな話題になったのは記憶に新しい。
今回の補強工事を担当したのはやはり当時建物建設を担った清水建設であった。同行は、「外観はどこも替えずそのまま復旧すること。塗り替えたり、新しいタイルに入れ替えるのはダメ」と伝え、清水建設は忠実に補修工事を実施した。
また2階、3階の窓は、ここ数十年シャッターで閉ざされた状況だったが、今回の工事で全ての窓が見えるようになり、大正当時の銀行の建物がここに復活したのである。
工事期間は約1年半。当初初夏に工事終了を予定していたが、補強工事はやはり手間が掛かり、9月上旬にずれ込んだのち9月17日リニューアルオープンとなった。
高松支店は、クラシック&モダンをテーマに歴史(大正15年築)を感じる外観と最新コンテンツ導入による高度なサービスを行う拠点となる。
支店行員数は善勝支店長以下43名で新生高松支店の原動力を担う。
TEL.087-821-4451(変更なし)FAX.087-822-8980
目次
- トップインタビュー
ハイスキー食品工業(株) 代表取締役社長 菱谷龍二氏 - 百十四銀行高松支店が復活オープン
- 高松三越が10月5日リモデルグランドオープン
- 産学連携で香川ビジネス&パブリックコンペを開催
- 香川ダイハツ販売(株)が伏石町に東パイバス店をオープン
- 宇多津ビブレが来年2月末でクローズ
- 四国地区経済同友会が、四国内交流活性化で熱い議論
- 和風+煉瓦+平屋のモデルハウスを発表 (株)山倉建設
- 第26回全国菓子大博覧会褒賞状伝達式を開催
- 9月28日に第1回ブライダルフェアを実施 トレスタ白山
- 直営10店舗目の鳥取ぽかぽか温泉がオープン (株)創裕
- 25歳の新社長が就任し次世代体制整う (有)アンビシャス
- 船井総研の店舗専門家を招き講演会開催 テナントプラス
- 県主催で「就職情報交換会+企業見学会」開かれる
- チャレンジする香川のTOP
香川県倫理法人会 会長 国方康夫氏 - PhotoTopics
唐華コンサート - グルメレポート
さかな屋さんの居酒屋 北島商店