5月15日号
香川大学(筧 善行学長)はこのほど、企業や自治体、地域住民と交流しながら研究を進めるための施設「イノベーションデザイン研究所(高松市番町4-8-27)」の新棟開所式を挙行した。
建物概要は鉄骨鉄筋コンクリート造 地上3階建て、延べ床面積2521.37㎡、建築面積約789.47㎡。
当研究所は主に▽イノベーションの起点となる垣根を超えた情報共有の促進▽企業等との連携、企業間の橋渡しを促進するためのハブ▽大型研究推進に向けた包括的な研究マネジメントとして機能していく。
香川大学は、平成30年10月に設置したイノベーションデザイン研究所の活動拠点を構築し、地域・産業界の取組と大学のアイデアを融合する共創環境の形成を促進するため、令和3年8月から職員宿舎の跡地を利用した施設整備を進めていた。
これまで研究拠点が学部ごとに分かれていたが、一つの建物の中に集約することで、これまでよりも情報共有を強化。
人と人をつなぐ場として、産官学連携推進のハブ機能を備えた共創環境スペースとして活用しながら、企業等の試験的な取り組みと大学のアイデアを融合し、共同で「距離の壁、言葉の壁、時の壁」を超える技術に支えられた共創環境の構築を目指していく。